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アリーナで、会おう

この前、SNSで見つけた言葉に、惹きつけられた。

「自分が自分自身に出会う、彼女が彼女自身に出会う、
 お互いが相手の中に自分自身を発見する。
 それが運命的な出会いというものだ。」
                          ー 岡本太郎

なぜ、その人を好きになるのか。

理由なんてないわ。

熱狂的にその人を追いかけ、応援し、
時間とお金を
際限なく貢ぐことを
「推し活」という言葉で表すらしいが、
わたしにとって
星野源に対する心持ちは
そんな熱烈なものではない。

でも、わたしという存在の中に
ずっとあり続ける。
そういう人に出会ったことを、
どう表したら良いのだろうか。

星野源という人を、
こんなにも長い間
なぜ好きでいられるのか。

この言葉に出会って、ようやく理解することができた。

彼の音楽の中に、
彼の生きてきた人生の中に、
彼の言葉の中に、
自分自身を見ているからなのだ。

幼少期、学生時代
上手くいかないことの方が多かった。
美大を目指すも、挫折し、
アルバイトをしながら
音楽の道へ

やりたいことが多すぎて、
演劇、物書き、
やりたいことは、なんでもやった。

人と違うことを、恐れなかった。
精神が不安定になっても、
死に直面する病に倒れても、
音楽を諦めない
どんなに下手くそでも、やり続けることで
道は開けていく

人生の窮地に、
差し伸べられたいくつもの手を
しっかりとつかみ
その一人一人へ
心を返していく

弱かった自分に
寄り添ってくれた人のように
弱い人のそばに
寄り添い続ける人

自分の弱さも、不器用さも、
ダメなところも、
見栄を張って隠すのではなく、
そのままを、素直に出す勇気。
嫌なものは嫌。
ダメなものはダメ。
辛辣な内容の毒を吐きながらも、
音楽の一部として、見事に昇華する。

わたしがなりたかったもの。
そうでありたかったもの。

ある時は励まされ、
ある時は憧れ、
どんな時でも、そばにいてくれる。
不思議な存在。

それは、愛情なのか。

そうではなくて、
何というか、
わたしの一部。

精神の、魂の。

彼の音楽が、言葉が、演じる姿が、
人として、
こうありたいと思う
わたしの潜在意識と
強烈に共鳴するから。

星野源という
不思議な存在は、
きっと
これからもずっと
わたしの一部で
ありつづける。

それは、
わたしだけの存在ではなく、
プリズムのような
多面体として
誰かにとっての
大切な一部に
繋がっている。

ホシノゲン という
存在を通じ
この世界の誰かと
つながる

彼の音楽を
愛する人たちと
同じ場所
同じ時を
過ごす

あなたに会える
数時間が
会えなかった
時を超える

何年か越しの
この夏を
心待ちにしている


#星野源
#アリーナツアー
#eureka

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那珂(なか)
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