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「ドクター・ストレンジ マルチバースオブマッドネス」セカンドレビュー

 今回は、「ドクター・ストレンジ マルチバースオブマッドネス」を2回目を見に行ってきましたので、2回目でだいぶ感じ方が変わってきたのでそのことについて話していこうと思います。

 *以下の記事では映画やドラマのネタバレを含みますので、まだ未鑑賞の方はここで読むのはご遠慮ください。

1.母の愛は本当に強い!
 まずは本作のキーマンの一人であるワンダことスカーレット・ウィッチについてです。本作では、ワンダはダークホールドを手にマルチバースのどこかにいる我が子ビリーとトミーのところに行こうとしました。
 そして、ワンダは、アメリカチャベスからパワーを奪い取ろうとします。なぜ我が子のところに行くだけでなくパワーを奪い取ろうとするのか、

「もし我が子が病気になったとしても、マルチバースのどこかに治療法があるはず。この能力が手に入ればどんな問題でも解決できる」

我が子を何が何でも守りたい!その思いはすごく強いんだなと改めて感じると同時にすごく切なさも感じました。そして印象に残ったのは次の言葉です。

「私は世界なんて欲しくない。ただ子どもたちに会いたいだけ」

 子どもたちへの愛を本当に強く感じます。ただ子どもたちに会いたいという気持ちが暴走してしまった結果、ワンダが「ヴィラン」として描かれてしまうのはちょっと納得できないところがあります。次回出てくるときは本当に報われてほしいです(悲)

2.ヴィランの描かれ方が本当に好きです
 本作に限った話ではないのですが、最近のスーパーヒーロー映画でのヴィランの描かれ方が、本当に一筋縄ではいかないほど魅力的な人物像に仕上がっています!例えば、「ワンダーウーマン 1984」のヴィランの一人であるチーターも、ストーリーの流れからヴィランになるまでが感情移入できて好きになる人物でした。このように、ヴィランの描かれ方が見る人に納得にいくように、「善VS悪」という2項対立ではなく、別の問いかけを見る人に投げかけるような表現をしているのです。

 以上になります。本作はドラマ「ワンダヴィジョン」を鑑賞するのがおすすめになりますのでよろしければご覧になってみてください!

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