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株価急騰した「ダイドーグループHD」の銘柄分析

『投資をもっと楽しく身近に』をコンセプトに、投資未経験の方にも参考になるような企業紹介をしていくコーナーです。

今回取り上げる銘柄は証券コード【2590】ダイドーグループホールディングスです。

今回は【2590】ダイドーグループホールディングスの事業内容や現在の指標面&状況をまとめた記事になります。
ご自身の投資判断の参考に、是非最後までお付き合いください。
投資の推奨ではありませんので、実際に投資する際は自己判断のもと行っていただきますよう、宜しくお願いします。
それでは本題に参ります。

目次

  1. 事業内容

  2. 業績

  3. 株価&各指標面

  4. 株主優待

  5. まとめ


事業内容

「ダイドーブレンド」を筆頭としたコーヒー商品のほか、自動販売機が有名な清涼飲料ファブレスメーカーです。
※ファブレス=自社で工場や生産設備を持たず、製造を委託するビジネスモデルのこと。

国内のみならず、トルコ・ポーランド・中国の飲料市場など海外展開をしています。
その他にも医薬品関連事業や食品事業を手掛けています。

事業のセグメント構成は国内が7割を占めています。

出典:マネックス証券


業績

直近10年間の売り上げ推移は安定していて、昨年と今年度は急激に伸びています。
この要因は海外事業(特にトルコ)の回復、ポーランド子会社による増加効果、などが挙げられます。

ただし国内は苦戦しているようです。原材料費の高騰や人件費などでコストがかかってしまってますからね。
価格転嫁や付加価値の高い商品の推進といった取り組みを進めているようです。

出典:マネックス証券


有利子負債倍率(利息のつく借金をどれくらい持っているのか?)0.34倍
自己資本比率47.5%となっています。

出典:株探


2024年本決算時の販管費(販売費及び一般管理費)は、
約950億円。
月ベースで換算すると約80億円の固定費がかかっています。

直近11月26日に発表された第3四半期通過時点で、現預金を約380億円持っています。

仮に売り上げが0になる事態に陥った場合、固定費のみの支払いだけに限定すれば約4〜5ヶ月持つ計算です。

業種によって違いはありますが、大体固定費の3〜6ヶ月分現金を持っていれば優良企業と判断されます。
その視点で言えば、”比較的”安定性の高い企業であると判断できます。

注意……販管費そのものの金額が固定費になるわけではないのですが、決算書からはそれ以上読み取れないので、当note記事では販管費=固定費という認識で記載しています。


出典:マネックス証券


株価&各指標面

株価は記事作成時点で3,365円
第3四半期決算の内容が好感され、大きな陽線をつけて上昇しました。
※決算内容は、売上高1,801億円(9.0%増)、営業利益64億円(10.8%増)

出典:株探


月足チャートで見ると次に意識されるのは、上場来高値の3,560円なので、そこを更新していけるか注目されます。

出典:株探


PER21.7倍PBR1.15倍。時価総額は1,115億円となっています。

配当利回りは0.89%。
これといった減配もなく、一定の配当金を出し続けています。
企業の方針としても”安定かつ継続的に利益配分”といった方針のため、今後も増配は期待しない方が良いかもしれません。
しかし安定的な配当金を出し続けている企業のため、投資方針によっては検討価値のある銘柄だと思います。

出典:マネックス証券


出典:ダイドーグループホールディングス


株主優待

優待内容は、200株以上保有で6,000円相当の株主優待品が年2回もらえます。(”半年以上継続保有”が条件)


まとめ

今回は証券コード【2590】ダイドーグループホールディングスについて取り上げました。

投資する上で大事なのは、自分の考えを持った上で”後悔のない選択”をしていくことです。
この記事を読んだ皆さんも、ぜひ自分なりの考えを持って投資判断をしていってください。

以上何か一つでも参考になっていただけましたら幸いです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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なおモン
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