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暴落していた有名老舗百貨店「三越伊勢丹ホールディングス」の投資について
『投資をもっと楽しく身近に』をコンセプトに、投資未経験の方にも参考になるような企業紹介をしていくコーナーです。
今回取り上げる銘柄は証券コード【3099】三越伊勢丹ホールディングスです。
【3099】三越伊勢丹ホールディングスの事業内容や現在の指標面、狙うとしたらどのタイミングか?、といった私個人の見解を交えながらお届けしてまいります。
ご自身の投資判断の参考に、是非最後までお付き合いください。
それでは本題に参ります。
目次
事業内容&業績
事業内容
業績
株価&各指標面
株主優待
投資戦略
まとめ
事業内容&業績
事業内容
大きく4つの事業を展開しています。
百貨店業…(株)三越伊勢丹(本店・支店)店舗・地域事業会社店舗をはじめとして、国内百貨店は北海道から九州まで20店舗、海外店は東南アジアを中心に23店舗を展開しています。
グループ売上高の約8割を占めているコア事業です。クレジット・金融・友の会業…クレジットカード会社である(株)エムアイカードと、友の会運営を行う(株)エムアイ友の会の2社から成る事業。
不動産業…三越伊勢丹グループが保有している国内有数の不動産のさらなる価値向上を目指して、中長期視点での店舗や商業不動産の開発を強化を行う事業。
その他…グループの力を最大限高めていく基盤となる人材派遣や教育研修、情報システム、小売、物流サービス等、旅行などの事業、ベンチャー企業への投資を行う事業など合計14社で構成。
業績
業績としては、コロナ禍だった2021年期は赤字を計上していますが、ここ数年はコロナ明けや円安によるインバウンドや海外収益の増加などで好調そのもの。
2024年期は営業&経常利益ともに過去最高を更新しています。
今期(2025年期)も過去最高利益の見通しとなっています。
※ここ数年業績の上方修正をしていることが多く、現在の見通しから更に上乗せされる可能性があります。
注意点として、売り上げが減収しているように見えますが、これは収益認識の会計基準の変更によるものです。
実際にはここ数年しっかり右肩上がりで過去最高を記録しています。
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四半期決算も好調です。
第1四半期を通過した時点で経常利益経常利益進捗率は27.5%。絶好調といって問題ないです。
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有利子負債倍率(利息のつく借金をどれくらい持っているのか?)0.22倍。
自己資本比率は48.5%。財務は健全です。
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2024年期の販管費(販売費及び一般管理費)は、約2,645
億円。月ベースで換算すると約220億円の固定費がかかっています。
直近の第1四半期決算時点で、1年以内に返済しなければいけない負債(買掛金や未払金、借入金など)は約4,000億円あり、同じく第1四半期時点で現預金を約621億円持っています。
仮に売り上げが0になる事態に陥った場合、固定費のみの支払いだけに限定すれば約3ヶ月持つ計算です。
業種によって違いはありますが、大体固定費の3〜6ヶ月分現金を持っていれば優良企業と判断されます。
ギリギリ3ヶ月分の現金を保有していますが、広告宣伝費が年間約96億円、給料及び賞与の支払いに年間765億円かかっていることを考えると、その費用を削ればもう少し期間は長くなります。
株価&各指標面
株価は記事作成時点で2,317円。
7月につけた3,674円をピークにじわじわ下落し続けています。
これは円高進行によるものと推測できます。
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日足チャートでも株価回復の兆しは見えません。しかし下げ止まった感じはあります。
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PERは14.8倍、PBRは1.44倍となっています。
配当利回りは2.07%。
株主還元姿勢に関しては、自社株買いを含めた総還元性向を50%の水準を意識。
配当金に関しても年々増配傾向と、株主還元に積極的な姿勢が伺えます。
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株主優待
優待の内容としては、年1回「株主様ご優待カード」がもらえます。
条件としては、基準日の3月31日現在、株主名簿に記録されている100株以上保有の株主となっています。
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内容としては、
利用可能店舗での買い物が10%割引(利用限度額の範囲内)
グループ内のサービス・利用料等が割引
提携施設の料金が割引
※グランドニッコー東京 台場、ホテル ニューオータニ東京、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル、
三井記念美術館など
利用可能限度額は以下の通り
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