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メガ損保の決算状況

昨日、11月19日にメガ損保3社(SOMPO、東京海上、MS&AD)が決算発表を行いました。
それぞれの通期見通しと株主還元状況は以下の通り。

  • 東京海上HD…今期経常を3%、最高益予想を上方修正。3.8%の自社株買い、配当金3円増配

  • SOMPO…今期経常13%、最高益予想も上方修正。7.44%の自社株買い、配当金20円増配

  • MS&AD…今期経常3%、最高益予想を上方修正。2%の自社株買い。


SOMPO以外は物足りなさを感じてしまいますね。
経常利益&最高益の上振れ予想を出しているのですから、もう少し自社株買いや増配の発表があっても良さげでは?と思ってしまいます。


東京海上の業績を押し上げた要因は、”為替変動””政策保有株の売却”この2つが大きいようです。
Japan P&C(東京海上日動)で約210億円、International(海外事業)で約200億円。為替差益だけで約400億円ほどの増収となっています。

出典:東京海上HD


SOMPOは昨今値上がりが続いている自動車保険の保険金&修理費単価の上昇を火災保険で賄ったこと。
資産運用や政策保有株式の売却の好調、アメリカのハリケーンの影響が予算内に収まったことなどが増益の要因になっています。
※自動車保険に関する値上がりについて物申したいことはあるのですが、本題から逸れるので止めておきます。少なくともSOMPOが触れる話題ではないと思うんですけどね…


出典:SOMPO


MS&ADも政策保有株式売却や資産運用が好調であることや自然災害による保険金の減少などが業績を押し上げる要因になっています。

出典:MS&AD


メガ損保3社とも業績は好調ですので、もう少し増配といった株主還元を発表してくれると嬉しかったのですが、無かったので残念です。
その意味ではSOMPOだけが期待に応えてくれたことになりますね。

この決算や自社株買いといった材料を受けて、今日以降株価がどのように動くのが、非常に楽しみですね。

今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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なおモン
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