見出し画像

ド安定高配当株「JT(日本たばこ産業)」の投資タイミングは?

セール中

〜10月8日 12:00

『投資をもっと楽しく身近に』をコンセプトに、投資未経験の方にも参考になるような企業紹介をしていくコーナーです。

今回取り上げる銘柄は証券コード【2914】JT(日本たばこ産業)です。

たばこ製造を独占しており、M&Aを重ね海外でもたばこを販売しています。最近では加熱式たばこ(Ploom X)に力を注いでいます。

そこで今回は【2914】JT(日本たばこ産業)の事業内容や現在の指標面、狙うとしたら何時か?、といった私個人の見解を交えながらお届けしてまいります。

ご自身の投資判断の参考に、是非最後までお付き合いください。

それでは本題に参ります。


事業内容&業績

事業内容

説明不要かと思いますが、日本のみならず世界中でタバコを販売しています。
時価総額では世界トップ5に入る規模になっています。

紙巻きタバコでは「メビウス」「セブンスター」「ピース」といった製品ラインアップを揃えており、昨今では加熱式たばこ「プルーム・エックス Ploom X」「ウィズ with」の販売を拡大して業績を伸ばしています。

実はたばこ事業だけでなく、医薬品や冷凍麺、冷凍米飯、焼成冷凍パンなどの加工食品事業にも取り組んでいます。

出典:JT

業績

日本国内では喫煙者の割合は減少し続けていますが、愛煙家の方も多く、海外にも販路を広げているため、業績は非常に好調で安定しています。
売上高も右肩上がりなのも好印象です。
昨年度(2023年度)は過去最高の営業利益を叩き出しています。

出典:株探

四半期決算は売り上げ&利益共に前年比プラスとなっています。

出典:株探

有利子負債倍率(利息のつく借金をどれくらい持っているのか?)直近上昇していて0.26倍
自己資本比率56.4%となっていて、財務は盤石です。

出典:株探

2023年期の販管費(販売費及び一般管理費)は、約9,800億円。月ベースで換算すると約820億円の固定費がかかっています。
1年以内に返済しなければいけない負債(買掛金や未払金、借入金など)は約1兆5千万円あります。
桁が違いますね((((;゚Д゚)))))))

第2四半期時点で現預金を約1兆円持っています。
仮に売り上げが0になる事態に陥った場合、固定費の面では10ヶ月持つ計算ですが、返済や支払いが必須な税金等のお金を支払った場合資金繰りが厳しくなる、そんな状態です。

しかし、事業構成上売り上げが0になるような自体は想定し難いことと、キャッシュフロー(お金の出入り)が頻繁な業種なので、そこまで心配しなくても良いかもしれません。
(ただし、気には止めておいた方が良い点だと思います。)

株価&各指標面

株価は記事作成時点で4,173円
長期で見るとコロナショック以降、きれいな上昇トレンドを形成しています。
8月5日の令和版ブラックマンデーに一時暴落したものの、株価を戻しています。

出典:株探
出典:株探


PER
15.6倍PBR1.67倍と適正(少し割安)な位置にいます。

配当利回りは4.65%
配当金の推移はコロナ禍に減配してしまいましたが、年々増配傾向となっています。
会社の株主還元方針としましても、「配当性向75%を目安(±5%程度の範囲内で判断)」、「(自社株買いは)当該年度における財務状況及び中期的な資金需要等を踏まえて実施の是非を検討」となっていて、積極的な姿勢が感じられます。

出典:株探


株主優待

2023年度を持ってJT(日本たばこ産業)は株主優待を廃止しています。

ここから先は

1,508字
この記事のみ
セール中
¥500
¥ 200

9月8日 12:00 〜 10月8日 12:00

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?