親子3代ドイツ旅行記 その2 シニア編
73歳の母のためのプランとは
前回に引き続き、ドイツ旅行記を書いていきます。2回目は、高齢の母との旅行で気をつけたこと、良かったことなどです。
移動時間を極力快適にする
ここ数年、膝の軟骨がすり減り痛くて歩けなくなることもある母。そんな母が無理して体調を崩さないよう、移動には極力気をつけました。
具体的には
飛行機は高くても直行便にこだわる
自宅から近い羽田発にこだわる
重い荷物を持って移動するシチュエーションを作らない
といったあたりです。
特に航空券は上記にこだわることで20万円ほど高くついてしまいましたが、母的にも息子的にも乗り換えは無駄な体力を消耗する行為でしかなくて、はっきり言って無理ゲーなのでこだわってよかったと思っています。
日中はライトめに活動、いいホテルに泊まってホテル時間も楽しむ
高齢者は1日出歩けません。なので基本的には夕方までに帰って来られるような予定の立て方をしました。(鉄道トラブルで結果遅くなることもありましたが)
なのでホテルで過ごす時間は必然的に長くなります。滞在しているだけで気分が上がるようなホテルを選ぶと終始楽しく過ごせます。ルームサービスも楽しいですよね。母は、人生初のルームサービスだと喜んでくれました。
今回の旅行では、特にケルンのホテルが最高でした。ホテル設備はもちろんのこと、ケルン大聖堂が窓辺にバーンと見られる景観は思わずうるっとくるほどだったとか。
古城に泊まってみたい気持ちもあったけれど、設備が快適そうじゃないかもというのと、最寄り駅からのアクセスが悪そうなので今回は泊まりませんでした。
ケルンに行く時は、フランクフルトのホテルに大きなスーツケースを預けて2泊分の荷物をコンパクトにまとめて私が運んだのでめちゃくちゃ楽でした。
ライン川流域の楽しみ方
今回、フランクフルトを拠点に長期滞在を選んだことでライン川流域の観光を堪能できました。そもそも旅の目的は世界遺産巡り。
それでいうとマインツ〜コブレンツのライン川渓谷中流上部が世界遺産なのです。詳しくはこちら。
ケルンまでの往路はICE(ドイツの新幹線的なもの)でビューンと内陸を行ったので復路はコブレンツで途中下車して散策、コブレンツからフランクフルトまでローカル鉄道でライン川の景色を堪能しました。時間がかかるけど世界の車窓からの世界、最高でした。
コブレンツの途中下車もなかなかよくて、ケーブルカーに乗ったりして上からライン川を眺めました。コブレンツについてはこちら。ケルンを出る朝に立ち寄りを決めたのですが、とっても素敵な街でした!
翌日は休息日。フランクフルトでホテルのそばを散策など。マーケットも物珍しかったようです。
そして翌日に再びライン川。
今度はクルーズに挑戦。
リューデスハイムという、ワインの街から乗船しました。リューデスハイムも最高!
ラインの真珠と言われているらしいです。
というわけでライン川流域を丸2日かけて楽しみました。1泊するのも良かったかなと。
そのあとは、
フランクフルトでゆったり。
翌日は世界遺産に登録されている温泉地バーデンバーデンなど。
バーデンバーデンで温泉に入りたかったけれど5歳児はダメってことで断念しました。
その他の留意点
真っ先に挙げたいのはトイレ問題!!ですね。
個人差があると思いますが歳を取るとトイレの頻度は上がります。こまめにトイレタイムを設けるようにしました。
公共のトイレは基本有料。
大きな駅のトイレはキャッシュレスにに対応していましたが、基本は現金なので常にコインを持っておいた方が安心でした。
そしてトイレが汚いとそれだけでHPが減るので出来る限り綺麗なトイレを探す!といった工夫をしました。
長めの旅行でしたが、母には総じてエンジョイしてもらえたようで、よかったです。
おしまい^_^