【出演のお知らせ】伝説のピアノで聴く〜原智恵子生誕110周年記念レクイエムコンサート
◆出演のご案内
伝説のピアニストと称された原智恵子さんの生誕110周年記念『レクイエムコンサート』に出演いたします。
場所は如水会館（東京都千代田区・神保町駅徒歩約3分）
日程は、10月21日（月）です。
詳細は、チラシからご覧にくださいませ🎹
前半は、『レクイエム（鎮魂）』を込めたプログラムで、ピアノソロを🎹
後半は、『今に喜びを持って生きる』をコンセプトに、歌とヴァイオリンのデュオとトリオでお届けいたします🎶
🎶♪🎶
今回演奏させていただきます『伝説のピアノ』については、実は、今年はじめにご縁をいただき、コンサートで弾かせていただきました。
そして、このたび、2年前より、ずっとお声掛けいただいていたレクイエムコンサートですが、『特別な日』に開催される運びとなりました。
『特別』な日である理由について、続けて綴ってまいります。
◆伝説のピアニスト・原智恵子
原智恵子さんは、戦前と戦後に、日本を代表するピアニストの1人でした。
日本の草分け的な存在でもあった原智恵子さんの略歴を、抜粋で触れてみたいと思います。
1914年に生まれ、13歳でフランスのピアニストアンリ・ジル＝マルシェに才能を見出され、フランスへ留学し、名教師ラザール・レヴィに師事。日本人で初めてパリ国立音楽院を最優秀で卒業し欧州でデビュー。
一時帰国した際の東京でもソロリサイタルを開催し、その後、ポーランドで開催されたショパン国際コンクールに日本人として初参加します。
そこでも、一目置かれるのですが、審査の結果「第15位」と発表された時、聴衆の間で大騒動が起き、警官隊が総動するまでに。
そこで、コンクール側が、あらためて「聴衆賞」を授与することで収まったとのことです。ここまでの大反響は、今までのショパンコンクールの歴史の中でも無かったそうです。
伝説のピアニストの呼ばれた理由の一つの事件ですね。
その後も、原智恵子さんの人生は波瀾万丈を辿ります。
欧州でのピアニストとしての活動は、世界情勢の中、やむを得ない帰国を迫られることで中断します。
後に、チェロの巨匠ガスパール・カサドと結婚し、ヨーロッパを中心にデュオ・カサドとして、ソリストとしての活動を再開し、カサドの死後は、欧州で若い音楽家の育成にも貢献します。
晩年、交通事故に遭ったことで、手に後遺症が残ってしまったそうです。その後、体調不良になり、帰国します。国内では、夫カサドとの貴重な資料の整理等にも貢献します。
波乱万丈に満ちた人生は、老衰で2001年12月にその生涯を閉じます。
以上、現在残されている記録からの抜粋で略歴を掲載しましたが、この内容だけでも、心が締め付けられる想いになります。。
◆なぜ開催日は『特別な日』？
昭和19年（1944年）、東京商科大学（現一橋大学）の学徒壮行会の日に、原智恵子さんは、大学側から依頼を受けて、出陣する学生のために演奏依頼を受けます。学徒壮行会とは、第二次世界大戦中の学徒出陣とも称され、在学中の出征を意味します。
その時に、原智恵子さん自身により平和を願って演奏されたのが『伝説のピアノ』であり、日本に3台しか無いモデルであり、次回のリサイタルで演奏するピアノでもあります。
そして、その日が、今から81年前に遡る10月21日＝特別な日にあたります。
一度は、その演奏を断ったという原智恵子さん。
伝説のピアノと原智恵子さんが出逢った経緯、歴史的なピアノと如水会館とのご縁については、お申し込みをされましたら、主催者の方からお知らせいただけると思います。
このたびは、ピアニスト原智恵子さん、そして、このピアノを聴き出陣した後、２度と戻って来ることはなかった方々、遺族の方々への鎮魂＝レクイエムが込められ開催されるコンサートです。
◆もう一つの伝説！？
私が、原智恵子さんについてお聞きしたのは、今から2年前のことでした。主催の方に、とある交流会で演奏をお届けした時でしたが、それまで恥ずかしながら、原智恵子さんの事を存じておりませんでした。
是非、読んで欲しいとご紹介された原智恵子さんに関する書籍。読むにつれ、この方のただならぬ情熱、苦労、強さを強烈に感じ、「私のような者が弾いて良いのだろうか・・」とも躊躇したりしましたが、いろいろなご縁が重なり、出演へと至りました。
中でも、驚いたのは、『伝説のピアノ』に関するもう一つの伝説です。。
なんと、このピアノの相性が悪い方が演奏すると病気になったりして、２度とそのピアノを弾けなくなるんだそうです😱
その事を聞き、すぐに弾く勇気も無かったため（笑）、最初は、音を聴くだけ、次は、鍵盤を触ってみるだけ、その次は数曲演奏出演、、という段階を踏ませていただきましたが、お陰さまで無事のままですので、開催される運びとなりました🎹
◆満員から増席→定員100名・残席僅か
お陰さまで、先日、定員80名満員になり、その後、100名はお入りいただけるよう増席されましたが、あと3席ほどしかご用意できないとの事です。(10/7・現時点 : その後の更新情報については、主催者へお問い合わせください）
早くからお申込みいただきました皆さまへ、心より感謝申し上げます🙇♀️🤍
ご参加ご希望でお申込みが未だの方は、お早めに主催者宛てまで、直接ご連絡いただけますと大変有難いです🙇♀️
◆主催・お問い合わせ：
若き音楽家を育てる会（代表）上田幸伺
Email : ueda@oval-ad.co.jp
TEL:090-2462-4005
◆◆開催内容詳細◆◆
◆日時：2024年10月21日（月）13:30開演（13:00開場）
伝説のピアノで聴く「原智恵子 生誕110周年記念レクイエムコンサート」
ピアノ：吉村直美
【特別出演】
歌：田島玲子
ヴァイオリン：高雄敦子
MC：杉山芳子
◆場所：如水会館 2F オリオンルーム
◆料金：4,000円（休憩時のコーヒーサービス含む）予約制
◆主催・お問い合わせ：若き音楽家を育てる会・上田幸伺
Email : ueda@oval-ad.co.jp
TEL:090-2462-4005
◆後援：水霜談話会（https://suisoudanwakai.net/）
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ピアニスト 吉村直美
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