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閑話。

さて、ディスコ編 第1期を片付ける前に
話をちょっと横道へ…。
続きを楽しみにしてくれてた方(いるのか?)
ごめんなさい。
でもこれが今年最後の更新です。

個人的になかなか興味深いと思う
WADAのこれまでの軌跡が
このまま人知れず闇に葬られてしまうのは
なんだか少し勿体ない気がするし、
(嫁バカですな。)
なんでもすぐに忘れてしまう
WADAの記憶がある程度あるうちに
ちょっとでも整理しておこう、
でもって、ついでに
今まで控えてきた自分の言いたいことも
こっそり語ってみましょうかね?

なんていう動機で始めた
このマガジンですが、
私のFacebookの友人
せいぜい30〜40人くらいが
見てくれたらいいほうかなぁ?
なんて思っていたら、
予想外に読んでくださった方が
たくさんいたようで少し驚いています。
(でも閲覧数の半分くらいが
自分だったりして!エヘ!)

これまでの記事でお分かりかと思いますが
彼は自ら望んで、焦がれて、
〈DJ〉という仕事に
就いたわけではありません。
それなのに、どういうわけか運良く
〈DJ〉そして〈アーティスト〉として
少しだけ存在を
知ってもらえるくらいにはなりました。
その殆どが、まぁまぁの激流を
色んな方々の助けを受けながら
流されて、流れされた結果です。
(というか全面的に、彼を支えてくれた
 たくさんの方々のおかげなんですが)

ギタリストになりたいという
本来望んだものではなく、
自ら意識的に勝ち取った結果ではないからか
彼は成功することに対して
常に飄々としていて執着が薄いというか
少しハングリー精神に欠けるというか
そういうところがあります。
(そして、たまに私がイラッとします。笑)

望んだものではない、とか書くと
〈DJ〉という仕事や
〈ダンスミュージック〉に対する“愛”がない、
嫌々やっているのかと
誤解されるかもしれませんが、
決してそうではなく、
多くの同業者や友人たち同様に
“音楽”そのものは昔から変わらず
呆れるほど大好きだし、
長年身を置いた業界や
助けてくれた(あるいは“る”)
多くの人たちのことを語る彼の言葉からは
ちゃんと“愛”は感じます。
なにより、楽曲を作る、空間を演出する、
世界観を構築する…
音楽を通して“表現する”という作業には
尊敬するほどに執着し、
どんな状況であっても
目の前の仕事にはいつも最善を尽くします。
そしてそれは
何か見返りのためではありません。

先の記事で書いた“クオリティ最優先”の精神は
〈DJ〉として育てられた環境もありますが
多分、彼自身が生来持っていた気質も
相まっているのでないかとも思います。

『置かれた場所で咲きなさい』
なんていうタイトルの本が
何年か前に流行りましたが
しかも私は読んでいませんが、笑
(すいません、あのテの本苦手なんです。。)
彼は意識せずにそういうことが
実践できていたのかもしれませんね。

もちろん、
人の人生なんて単純なものではなく、
それぞれのパターンがあります。
ですので、全部が全部
彼のように歩むのが
正しいことだとは決して言えないし、
我慢して身体も精神も壊すくらいなら
置かれた場所を飛び出す勇気も
時には必要かと思います。

ただ、
こういうケースもあるのかな、という
サンプル程度に捉えていただければ
そして、例えば、
飛び出すことにどこか疑問を感じていたり、
自発的に動けない自分に苛立ちや不安を感じて
自分を追い詰めている方がいたとすれば
たくさんある人生の選択肢の中に
あえて流されてみる、という
セレクトもあるのかもしれない?と
少し視点を変えてみるきっかけになったら…
なんて、大げさすぎますが、
万が一でもそういうことがあったら
嬉しいです。

2015年の彼は、
ややまったりペースの
活動だったと思うのですが
(いや、レーベルdirretaはやってるんだけど、
 昨今のプチアナログブームの影響で
 思った以上にプレスが遅れてまして…)
そんな中でも、私のこの拙い記事に
反応をしていただけるほど、
ちょっとはWADAに興味を
持ってくださっている方がいるのかも?
と勇気づけられました。

個人的には2016年の彼は
もう少しくらいは活動的に動いて欲しいなぁ
なんて無責任に思ってはいるのですが
まぁ、それも身体を壊さない程度に。
表立った活動はまだ先かもしれないですし
できるかどうかもわからないですが
種蒔きでも何でも
何か新たなアクションを起こしてくれて
それを陰ながら支えていければと
思っています。

皆さんの2015年はどんな年でしたか?
2016年はどんな風にしたいでしょうか?
年末年始、
イベント事が盛りだくさんかと思いますが
どなたもそれぞれに
Happyな気分でゆく年を見送り、
そして新たなスタートを
迎えることができますように。

2015年、
読んでいただけたことへの感謝と
改めて、初めましてのご挨拶にかえて。


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