ワンオペ育児で働き方の感覚がおかしくなってしまったある女性の先生の話
こんにちは。
今日は働きながら育児もしてきたある女性の先生の話です。
あ、ある女性の先生というのは私ですがw
夢見ていた仕事と育児の両立
働きながら家事&子育てを・・・という私の人生設計は、覚悟をしていたとはいうものの、厳しいものでした。
家事労働の量は子どもが生まれると激増
子どもの生活時間に合わせると、どんどん時間がなくなっていく
子供はしょっちゅう病気になるし、容態も急変する
保育園に預けるといってもさまざまな行事もあるし、保育園との情報共有の手間暇もかかる
などなど、予想していないほどの激烈さでした。
そして、事もあろうに(笑)、夫が土日はクラブ活動なので、私はほぼワンオペ育児でした。
夢見ていた素敵な?働きながら、家事・育児をする頑張る自分は毎日疲労困憊して、髪を振り乱し、余裕のない、疲れ切った自分となってしまいました・・・
5時に保育園に迎えに行き
通院があれば、18時までに病院に行き
18時半~19時にはご飯
洗濯・お風呂
20時半寝かしつけ
21時同時に子供と寝てしまう・・・
3時か、4時に起きて、やってない家事をやって
5時に教材研究
6時半になったら朝ご飯の支度・・・
子供を起こして保育園の支度
土日も一日中子供と一緒で気の休まる時間がありませんでした・・・
家事・育児より仕事が楽
保育園に子供を預けると、急に肩の荷が下りて、仕事に行って、朝のコーヒーを飲むと、
「あ~~~ ゆっくりコーヒーが飲める。ここから休憩だ・・・」
と思ってしまう自分がいました。
仕事の方が楽なんですよね・・・・
なんでなんでしょう????
やはり一定のルールやマナーのもとに過ぎていく時間だったからかもしれません・・・
(とはいってもこのときは教育困難校だったのですがw)
とはいえ、5時には保育園に迎えにいかなければならないので、学校にいる時間、ものすごい集中力で仕事を済ませていかなければなりません・・・・
激動の日々が流れていきました・・・・
仕事の処理能力が格段に上昇
下の子供が小学校に上がるころには少しは楽になっていきました・・・。
そして気がついたのです・・・
相当に仕事が早くなっていることに!!
自分では気がつきませんでしたが、他の先生からよく言われました。
自分では未だに自覚がありません。
おそらく、家事、育児、仕事を限られた時間内でこなすにつれて、時間の使い方や仕事の段取りが非常にうまくなっていったのではないかと思います。
しかし、おおきな弊害が・・・
しかし、大きな弊害が起きてしまいました。
自宅で教材研究することが当たり前
学校にいる方が、家事・育児をするより楽だと思う錯覚
仕事をこなすのが早いので、仕事を依頼するときに、つい短い時間で仕事の締め切りを設定してしまう癖に・・・
これは働き方改革に逆行してしまっています。
認識を改めて、若い先生にワーク&ライフバランスのある働き方をしてもらわないといけません。
でもこればっかりは、そもそもの仕事量が減らないと駄目なのではないかと思います。
どうしたら働き方改革になっていくのか、個人の努力ではどうしようもないのではないか・・・と思います。