2022年度の株式会社ゆいまーるの展望! 何をするのか、何を大切にするのかの再定義
はじめに
島袋尚美です。
桜満開!🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
いよいよ春の匂いがしてきましたね。
娘たちも保育園でのクラスが一つ上に上がり、成長している様子が嬉しいような、少し寂しいような今日この頃です。
さて、今年は、わたくし島袋尚美が代表を務める株式会社ゆいまーるも、事業体を整理して心機一転再スタートを切る年となります。
その、再スタートの中核となるのは、「店舗プロデュース」「ITコンサルティング」そして「ヴィーガンコンサルティング」。
本日は、そのうちの「店舗プロデュース」「ITコンサルティング」について。
私なりの「店舗プロデュース」「ITコンサルティング」の定義や、「こういう仕事をしていくぞ」という想いを少し書かせていただければと思います。
店舗プロデュースとは
店舗プロデュース。
よく聞く言葉ではありますが、ここで改めて私なりの定義を説明させていただきます。ちなみに、一言で店舗プロデュースと言っても「結果責任を持つ」「結果責任は最終的にはクライアント様が持つ」等、様々な考え方があるので、ここではひとまず私の立場から書かせていただきますね。
①コンセプトメイキング
兎にも角にも、ここがなければ始まらない。
軸となる店舗の「考え方」「存在理由」の部分を決める作業です。
クライアント様は、様々なリスクをとって店舗やブランドを立ち上げようとしているので当然ですが「想い」があります。我々の仕事は、その想いを誰にも、明確に、一貫して伝わるように「概念を整理」して言語化することです。
様々なプロセスがありますが、一番ポピュラーなのは
この店舗は
誰に
何を
なんのために
どうやって
届けたいのか?を一緒に明確にしていきます。
②ブランディング
ブランディングも、これまた解釈の幅の広い言葉ではあります。そもそもブランドとは?それは、似たような機能の商品があった時に、他の商品との違いを形づくるものだと思っています。私が思う「ブランディング」とは、コンセプトメイキングで決めた理念に基づいて、商品のデザインやシンボルマーク、ブランドロゴ、商標、名称、キャッチフレーズ、記号など、様々な要素に落とし込むプロセスです。その際、市場におけるニーズを知り自社(製品、商品)の強み・ポジションを明確化するのも大切な要素です。
言い換えると、「広告宣伝、販促、PR、顧客とのコミュニケーションといったマーケティングにおける一連の活動の根底には、必ずブランディングという概念がある」と思っています。もっというと、そのブランディングのさらに根底には「コンセプト」がある。
こうして、コンセプト、ブランディング、マーケティング活動に一貫性がある店舗・商品は世の中で選ばれ続けるのだと思います。
③店舗やEC設計・選定
具体的には
物件探し
物件デザイン
インテリア選定
等ですが、こちらも当然コンセプト・ブランディングの軸から、選定をしていきます。
店舗に来たお客様が、言葉以外の店内内装や小物等から、その店舗のコンセプトを細かく実感できることがゴールだと思っています。ペルソナ設定等がとても大事なプロセスです。
最近あった事例として、イベントスペースのプロデュースに入らせていただいた際、お客様(イベントスペース運営者様)が描いていたペルソナの使用用途が建築士にうまく伝わりきっておらず、結果的に使用用途に合わない設計が上がってきて困ってしまっていた状況が発生していました。誰が、なんのために、どんな時に、このイベントスペースを使うのか。それをイベントスペース運営者様と建築士の方と我々が架け橋となって擦り合わせをする作業をした結果、イメージ通りのスペースとなりました。
④販促物の企画・制作
少々ブランディングの項目でも触れましたが、コンセプト、ブランディングで決めた今回のポジショニングを具体的に作業に落とし込んでいくプロセスの一つです。
チラシ制作
EC・HP制作
広報活動
このプロセスで重要になってくるのは「クリエイティブ」と「システム」と「広報」チームだと思いますが、例えば我が社だと、写真や動画作成のできるクリエイティブ部隊と、システム構築やITコンサルティングのできるシステムチーム(Itoop) とがあります。
⑤イベント・人材教育
こちらは、イメージでいうと販促分野の中でも形のない「ソフト」の部分です。
例えば、その店舗の認知を獲得していくための様々なイベントやキャンペーンをマーケティングの一環として企画したり、店舗でお客様の接客に当たる人材の採用・育成がこれにあたります。
なお、スタッフの教育は社外だけでなく社内に行われるブランディングとして「インナーブランディング」も近年注目されています。組織で働く従業員一人ひとりが、企業や店舗の理念やビジョン、ブランドの価値観への理解を深めることは、その店舗がより愛着・信頼のある、価値あるブランドとして育っていく重要な要素になります。
ITコンサルティングの可能性
店舗プロデュースは、店内設計や商品選定など店頭サービスのサポートが思い浮かびやすいと思いますが、実はITコンサルティングを通じての店舗プロデュースサポートの可能性も無限大です。
例えば、ECサイトの売上を伸ばすためには、サイトのアクセス解析やデータ分析は非常に重要な業務です。この業務を定期的に実施していくことで、ECサイトの課題や改善すべきポイントが見えてきます。
しかし、いざデータ分析といっても、数多くの指標がある中でどのデータを見ればいいか分からない、指標を見てもそこからどうすればいいか分からないという方も多いと思います。そんな時、ITコンサルティングの目線を入れることで、EC担当者がアクセス解析結果からデータ分析を行う際に見るべきKPIや、得られた結果からどのような改善につなげたらよいかを共に決定していけます。
また、顧客管理を通じたマーケティング(CRM(Customer Relationship Management )という顧客管理システムが一般的ですね)も大切なITコンサルティングの要素です。
定量的、定性的にお客様の情報を分析し、アップセル/クロスセルにつなげていく際に用いられます。
この際、現場のメンバーが顧客管理の大事さを理解しておかないと、システムだけ導入してもデータの持ち腐れになりかねません。
お客様に対して大事にしていること
店舗プロデュースでもITコンサルティングでも、我々の立場で大切なのは
現場スタッフがこんなサービスを届けたい、という「想い」
店長さんなどの売り上げをしっかり上げたいとう「想い」
オーナーさんのこんなお店に育て上げたいという「想い」
をしっかりと理解し、自分ごとにすることだと思っています。
我々の仕事は、単にお店を作ること、ブランドを作ること、販促物を製作することではありません。
オーナーや店長さん、関わるスタッフの皆さんの想いを共に深掘りし、言葉にし、形にするところまで伴走すること。
そこを大切にしながら仕事をしていこうと思っています。
株式会社ゆいまーるの仲間に対して大事にしていること
もう一つ、私が仕事をする上で仲間に対して思うところがあります。
それは、
「失敗と経験は買ってでもせよ」精神で仕事を取りに行くこと
成長を楽しむこと
です。
我々、株式会社ゆいまーる(Itoop含む)の仲間たちには、社会人インターン(それぞれの会社に勤めながら社外活動として自身のスキルアップや人脈形成のために仕事をしているメンバー)がたくさんいます。
そんなメンバーだからこそ、私も「経験こそ財産である」「今は成長過程の真っ只中なので失敗も大歓迎!それこそが成長している証しである」というつもりで一緒に仕事をしていますし、今後もそれを大切にしていきたいと思っています。
終わりに
改めて仕事の流れや大切にしたいことを書いてみることで、自分自身の中で整理されたことも多くありました。
今年はITコンサルティング部隊を外に開いたコミュニティにして、技術向上の場やキャリア支援面も加速させる動きも予定しております。本当に楽しみです。
みなさま、どうぞ明日から始まる2022年度もよろしくお願いいたします。