制作メモ~人形劇祭まで
先月、人形劇祭が終わってだいぶ時間が開いてしまいました。
忘れないうちに記録を残しておかねば。。。
今度は準備バッチリ?
10月から、11月20日の人形劇祭に向けてちょこちょこと準備を進めていきました。
まずは7月の発表会で、練習しても全然うまくいかなかった「仕掛け」を見直します。
作り変えたり、作り直したり、違う表現方法にしたり。
自分の頭の中では面白かったのに、舞台の上で照明が当たるとあんまりパッとしなかったセットは、構造をごっそり変更して作り直し。意外と時間がかかりました。
しかし、操作しやすいように作り変えたことによって、稽古がめちゃくちゃ楽になりました。
手元でモタモタしないだけで劇的にスムーズになる。ラク。
これはひとり舞台だからこそ、重要な要素だと実感しました。
発表会で上演してこそわかったこと。
次の舞台があって軌道修正できるのはありがたいことです。
ひとりって、そういうことね。
人形劇祭に出るのは、ブランク前の2回を入れると3回目。
コロナ禍をはさんでいたり、いろいろ勝手が違っています。
今までは金魚のフンなスタンスだったので、「誰か」がいつの間にかやっていてくれたことに乗っかっているだけでしたが、今回は自分でやらなくてはいけません。
「誰か」は、いません。
いわゆる事務作業的なものも全部自分でやらねば。
人形劇祭に出るための申込書、仕様書、プログラム記載の文章の作成等々。。。
出品料は人数割りしてたけど一人だとそれぐらいなのか!と改めて気づくなど。
気楽と責任、グループと一人、それぞれの良さ、大変さがあります。
出来上がったプログラムを見てみると、他の劇団は役名、出演者名、原作者名、音楽の作曲者名などにぎやか。
私のページは、私の名前がひたすら並んでいるだけ。
しかも他の団体は「対象」の欄に年齢を書いています。「幼児」「大人」とか。
私は自分の作品のレートがわからず、空欄にしてしまったのですが、何か書けばよかったなと反省しました。
対象なしって、自己満足の塊みたいじゃないの。
お客様のことも考えていないこともない(と思われないかもしれないけど)ので、今後はこの欄は「おませさん~おとな」とします。
子ども向けの人形劇や絵本なんて面白くない、子どもっぽいマンガは好きじゃない。
でも小さいきょうだいがいるとか、教育熱心な親御さんのお付き合いで劇場に来たけれど。
そんな子たちに「なんか変で面白かった」って言ってもらえればうれしいな。
人形劇祭の目標「演劇を上演する」
7月の発表会では、道具は大体できた、さあセリフ入れて稽古するぞ、というタイミングでギックリ腰を発症したのでした。
しゃがむことがままならず、動くのが億劫。
作った道具を動かして、セリフが順番通りに出てくれば御の字。
発表会を撮影した映像を見ると、おばさんがブタやタヌキの人形を動かしながらブツブツしゃべっているだけ。
子どもの時、一人でおままごとしてるときだってもっとキャラつけてしゃべっていたでしょうが。
これはいけません。いっぱいいっぱい過ぎです。
今回の目標は、人形を動かしながら演じること、になりました。
一応、演技プランはあります。
▽ブタくん
自分が出しやすい範囲内で一番子どもっぽい声。言ってることがかわいくないので、できるだけかわいいしゃべり方を心がける。
▽タヌキさん
昔々お世話になった方のモノマネ。似てないけど。そもそもタヌキの顔もその方に似せている。
▽そば屋のアレ
自分としては「監察医・室生亜季子」シリーズの浜木綿子さんの歯切れの良さを目指している。あくまでもイメージ。
▽そのあとに出てくるアレの声
無機質過ぎず、人間っぽさを残したい。アナウンサーと自動音声の間ぐらい。
▽海洋生物
可能な限り低く怖い声。
1日だけ、思い出し稽古のためにやまびこ座の会議室をお借りしました。
上演するときのテーブルは会議室のテーブルと同じなので、同じ高さで稽古ができます。
背景パネルの上から手を伸ばして操演するそば屋のシーンを中心に、稽古スタート。
7月の上演から時間が開いて、セリフをきっちり忘れてしまっているので、まずは思い出していきます。
ネックになるところは7月と同じ。
なぜだ、すべてのセリフを自分で書いているのに。
自分で言いやすいように言葉を変えてしまうと、言いたいことが伝わらなくなるジレンマ。
大事なセリフは絶対飛ばさないように、丁寧に覚えていきます。
今度は腰が痛いという言い訳は通用しませんので!(泣)
ひとりでする稽古って、ダレますね。。。
というのも、昼食を食べすぎたのでした。
やまびこ座に行くとかなりの確率で食べに行く「運城飯店」。
ほぼ毎回刀削麺をいただきます。大盛にしなくても大盛。
この日も景気づけに食べに行ってしまった。アホめ。
多くの団体が一堂に会して上演するため、最後のリハーサルは本番3日前の90分間のみ。
舞台の上で久しぶりに、音響・照明を合わせ、先生に見ていただきながら調整します。
実際にやってみるとやっぱり不安な点がちらほら。
このあと、ゲネプロなしで本番か!と思うとめまいがしてきますが、できるだけのことをやって臨むしかありません。