これから立ち退きになる熟年夫婦の話。#11
来年立ち退くだろう予定→未定
立ち退いたら新築になるだろう予定→未定
二人暮らし、終の棲家。
とても小さい家づくり。
夢はふくらむんですがシンプルな作りでいいんです。
もう10月になりました。
8月9月、つらかった。
個人的にもいろいろあったのですが、気候もものすごく暑い、かと思えば雨、寒い、などストレスがたまりまくっておりました。
10月になってとたんになんとなく新しい風が吹いたような気もします。
8月、はじめて見学会に行ってみた
さて、「立ち退きにあって家を建てる」ですが、あれから8月にある建築事務所の建てた家の見学会に参加しました。
建築事務所なのにローコスト住宅を建てる、をうたっていて珍しい事務所だな、と思っていました。
そんな事務所なのでモデルルームはもっていなくてお客さんの建てた家を見学してもらうことでその事務所の建てる家を知ってもらう、というスタンス。
いまはそういう事務所も多くなっています。
わたしたち夫婦、初めての見学会。
その家も夫婦二人の家、ということで見学させてもらったことでなるほど、とイメージがわきました。
事務所の代表の方がいらしてその方が話を聞いてくださいました。
事務所のホームページやスタッフブログをすべて読みつくしていたわたしは「ローコスト住宅」とうたっていても「この内容が標準であれば住宅の機能、性能に関して疑うところはない」と感じます。
見学会は1時間の制限があったので、残りのお話はひと月くらいして事務所にうかがってお話をすることになりました。
「立ち退きの話がまだ確定していない、金額も立ち退き時期もわかっていないのにいいんですか?」とお聞きしても、その代表の方は「いや、遅くないですよ。大丈夫です」とおっしゃったので事務所にうかがう日程を予約してその日は帰宅。
見学会から帰ってきて「やっぱりいい家を作っている建築事務所だったな。この事務所で家を建てることお願いするかー」と安心したのですが。
9月、今度は建築事務所へ
ひと月ほどしてこんどは建築事務所にうかがってのお話へ。
けれどもひと月たってもまだ立ち退き時期、金額、決まっていない。
何を話すんだ??
そんな気持ちもありながら事務所へ。
対応していただいたのは見学会のときに対応していただいた事務所の代表の方ではなく別の方でした。
アレ?
見学会で対応されるひとが担当していただくのかと思っていたけれどそうではなさそう。
まあ、そういうこともあるか、とお話することになったのですが。
わたしたち夫婦が座ってすすめられたのは土地のいろいろ。
まず、土地から??
立ち退きになる予定、と代表の方に見学会で話したけれど、その後の話を聞かれるのではないの?
どうやら見学会のときにわたしたち夫婦が代表の方に話した内容がまったく伝わっていないみたい。。
どうやら、いますぐ家を建てる客、として対応をされている。。
「わたしたち立ち退くのはまだ先ですし、金額もまだ決まっていない」とあらためて話すと今回対応していただいた方の様子が変わった。
うーーん。
やっとすぐさま家を建てたい客ではない、と認識されてその日は帰宅。
良いと思った建築事務所なのに。モヤモヤが止まらない
帰宅して、モヤモヤ。
見学会で代表のひとに話したことが引き継がれていないんだ。。
情報共有されていないとは。今日事務所に行ったのは何だったのか?
そのときにそういったことを聞けばいいものを、わたしはいつもあとから疑問が出てくるスロータイプ。
そんなのよくあること、と言われそうですが、わたしも以前は営業業務していた身。
家は大量生産するものじゃない、そのひとそれぞれに合った家を作るものだよね。間違っているかな?
家だけじゃないけれど、そのひとのバックグラウンド、人生があってこその家づくりじゃないのか。
そういうことを考えるわたしが時代遅れなのか。
その建築事務所で家を作るかどうか、ちょっと考えてしまっています。
どうする、どうしよう。