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これから立ち退きになる熟年夫婦の話。#19
来年立ち退くだろう予定→未定
立ち退いたら新築になるだろう予定→未定
二人暮らし、終の棲家。
とても小さい家づくり。
夢はふくらむんですがシンプルな作りでいいんです。
立ち退きの契約を終えてひと月経ちました。
早いものです、あっという間に年末です。
不思議なことがあったんです。
結論から言ってしまうと、
土地、見つかったっぽい。
そして、もう決めたっぽい^^; って話です。
コロナ自粛明け、みんな外に目が向いて、新しくお家を建てたい、って人が増えて熟年夫婦が家を建てられるような小さな土地、お手頃な値段の土地なんてぜんぜん無いよ〜、ってちょっと悲しくなってた。
夫は動かない、探す気ないしな、いつかぽろっと見つかるのかなぁ、天から降ってくるのかなぁ、そんないい話はないよなぁ、はぁ〜。
なんて思ってた。
ところがです。
昨日は土曜日。
いつものように買い出しに行くので車を運転しようとしたら、夫が「釘を踏んじゃって。車屋さんに寄ってから買い出しに行く」
車屋さんに寄ってすぐに釘を抜いて直してもらえることになった。
その時車屋さんの社長が「あそこの角を曲がったとこに空き家があって売り出してるよ」って言ってくれたので、夫と一緒に見に行ってみました。
割と大きな空き家じゃないですか!
社長が言うには「もうネットで情報出てるよ。○○○○万円だって」と言うのだけどそんなに安いわけがない、あんな便利なところで広い敷地で。
でもちょっと期待してネットで見てお世話になってる建築事務所さんに連絡したら、どうやら○○○○万円の物件は別の物件、社長の言ったその大きな空き家は約3倍!の値段だった。
もう〜、社長、よく見てよぉ、期待しちゃったじゃん。
ちょっと期待したけど急降下で現実に引き戻されました。
だけど、これが引き金になった気がする。
その日の午後、わたしはいつものようにウォーキングしていました。
何気なく周りを見ながら歩いていると、
「あれっ、こんなところに家が出来つつある。てっきり県の管理地と思ってたのに?」
ちょっと気をつけて周りを見ながら歩いていくと、ぽこっと空き地があった。
「こんなとこ、空き地あったっけ。。?」
しかも、売り地、って札が立ってる?
こんな札、立っていたっけ、立ってたら気づいてるはずなのに?
その時はなんとなく札に書かれていた不動産屋さんの名前を記憶してその場を離れました。
ウォーキング、その日に限っていつもと違うコースを歩いていたら、カラフルなのぼりを見つけた。
あれ?こんなとこに不動産屋さんなんてあるんだ。。
近寄ってみたら、さっき空き地に立っていた売り地と書かれた札に書いてあった不動産屋さんの名前がそこにあった。
さらにお店の前に貼り出してあるチラシを見たら、あの空き地の情報が載ってる。。
これは!!
家に戻って夫に「あそこに良さそうな土地を見つけたよ。今、いますぐ一緒に見に行こう!」
もう暗くなりそう、夫を急かして歩いて5分くらいのところにあるその空き地を二人で間近に見てみました。
ここ、いいかも。。
その足で先ほどの不動産屋さんに行ってお話聞いてみたら、まだその土地は売れてないとのこと。
すでにいろんな土地を見て歩いたけれどどれもピンとくるものがなかった私たち。
だけどその土地はピンときた。
なぜかというと今住んでる家と環境が似ているから。
立ち退きになったけど、「ここ、よかったなぁ」なんて思って離れ難い気持ちがあった。
空き地、似ている土地でピンとくるものがあるって、偶然ではない、きっと。
空き地発見もそうだしそのあと不動産屋さんを見つけた流れも。
一晩考えてそんな確信めいた気持ちになった。
さっそく不動産屋さんにお話して来年までおさえていただけることになりました。
通常、土地を購入するとなったら手付金をいくらか、と思ったのだけど「いいですよ、いらないです。意思表示してくださったので」とおっしゃる。
小さな町の不動産屋さんだから?それとも、お知り合いの土地、と言われていたから?
いずれにしてもわたしたちはとても助かります!
建築事務所の担当さんにもその旨お話しし、今年はここまで、年明けに動くことに。
おもしろいことってあるものですね。
ものごとが決まる、進む時はこんなふうに急なのかもしれない。
おりしも12月25日、クリスマス。
誰かからプレゼントされたのかな。
なかなか動かない夫を動かすきっかけになってくれた車屋の社長さんには感謝です。
社長が見つけてくれた空き家は勘違いだったけど^^;それが起爆剤になってくれた、と思う。
そして、空き地を見つけられたわたし、エライ。
足で見つける、まさにこういうことなんですかね。
良さそうな土地、きっと購入するだろうけれどまだ契約には至っていません。
だけど来年早々、忙しくなりそうです。