これから立ち退きになる熟年夫婦の話。#13
来年立ち退くだろう予定→未定
立ち退いたら新築になるだろう予定→未定
二人暮らし、終の棲家。
とても小さい家づくり。
夢はふくらむんですがシンプルな作りでいいんです。
家づくり、始動。
まだ正式に立ち退きに関する契約を交わしていませんが、11月末に契約をすると決まった以上、もう家づくり、始まったようなものです。
以前見学会に参加してお話を聞いてもらった建築事務所に電話をしました。
前々回の記事に書いたようにちょっとどうなのかな?と思ってしまったこの地域の建築事務所。
だけど、手伝っていただけるのはやはり地域に根を下ろしているこの事務所かもしれない、と思い、これからはよくよく話して一緒に家づくりをしていこう、と思っています。
私たちが建築事務所に行ったとき、「来年度の予算で立ち退きになるそうなので家づくりは来年度になる」と告げていたので建築士さんにちょっと驚かれました。
なぜか立ち退き話が早まったことを聞いて建築士さん、「でもまあよくあることかもしれませんね」と。ほんと、一般国民にはわからないこと。
早速建築士さんが私たちに合うような土地を4つピックアップ、メールを送ってくれました。
みてみると、私が自分でインターネットで見ていた土地でした。
土地の候補はあるものの
今年2021年、コロナ禍の家づくりブーム。
外にあまり出かけられない、リモートワークが進む中、みんな家の見直しをしている。
新しく家を建てる人が増えている。
きっとそうそう手頃な土地は見つからない。
あってもすぐに売れてしまうだろうし、これ、という土地は私たちの予算に当てはまるものじゃない。
土地の値段が上がっています。
タイミングはあまり良いとは言えない、だけどいつまで待てばいい、というものでもない。
家づくりってタイミング。
立ち退き話もタイミング。
この時に立ち退きが決まったということはそういうことなのか。
もっと早くに立ち退いていれば、と思っても時間は巻き戻せない。
腹を括って取り組むしかない。
夫は平日休めないので私一人、ピックアップされた候補の土地を見に行くことにしました。
果たしてビビッとくる土地があるだろうか?