薬薬連携にトレーシングレポート活用した症例
今回のテーマは、前回に投稿した「トレーシングレポートでつながる世界が広がる」ってとくに感じた症例を紹介いたします。
って、偉そうなんですけど・・・
薬薬連携って気負っていたわけではなく、結果としてこれこそが薬薬連携なのかしら・・・って思ったわけで。
普段からやってる先にたまたまあったって感じ。
今回のテーマの患者さんとの出会いは今から5年ほど前。
もともとは他の薬局でお薬をもらってらっしゃったのだけど・・・
まぁ~誰もが知っている有名なチェーン薬局なんですけど・・・
色々あったみたいで、突然の来局。
指定難病に罹患されている患者さん。
年に2~3回は、病状悪化のため入退院されつつも、腎機能は悪いなりになんとか維持されていた。が、2年ほど前から、腎機能がさらに低下し腎臓内科のフォローが始まった。
その後も悪いなりにもなんとか維持されていたんだけど・・・
最近の入院でさらに腎機能低下の進行を認めたみたいで・・・
だけど、推測の域を出ない。
入院されたことは、本人からの連絡でわかっていたのだけど、退院してすぐに来局された際に、退院時の薬を持参され、確認しても・・・
えっと・・・うん??? これは~ どういう事なのか・・・
今までの退院時処方は、継続している薬そのままだったのだけど、今回はいくつかカットされていた。おそらく、さらなる腎機能低下の進行によるのだろうと想像はできた。腎排泄薬剤のカットだったから・・・
ただ、ご本人に伺っても何にもわからず・・・
これは、詳しく伺わないと、なんのこっちゃかわからんし、中止薬剤をちゃんと把握する必要がある。でないと、もともとの病状の悪化にもつながるかもしれないし・・・
これは、トレーシングレポートを活用しよう!って思い~
書きました。
その結果、翌日に薬剤部からまず電話で連絡頂いて、私の疑問に丁寧に答えて頂いて、減量薬剤がある事もわかって~
その後、文書でも返信頂いて!
その丁寧な対応に感激しました。
トレーシングレポートすごいじゃん!!!って改めて思った瞬間。
その後・・・
再び入院となってしまわれて~
実は・・・
入院となった当日、薬局に「身体がしんどいけどどうしたらいい?」と連絡があって、早急にとある医療センター(入院されていた病院)に連絡するようお伝えし、そのまま緊急入院となった(入院当日私は入院されたことは知らなかった。患者さんの携帯に何度か連絡したがつながらず心配していた)
その翌日に、その医療センター薬剤部薬剤師さんが入院された旨の報告を文書で知らせて下さったのだ。そして、今回は病棟薬剤師さんに退院時にサマリーを送付して下さるよう申し送りして下さるとの事だった。
もう~ ホントに感謝しかない!
単純にありがたかった。
そして~
約束通り退院時にサマリーを送付して頂いて~
返書には、さらに知っておきたい検査データをお願いして、そのデータも知ることができて・・・
そっかぁ~ そこまで腎不全が進行しているのか・・・
今後の事を色々考えている・・・
って・・・
前置きなのか本題なのかわかりにくい始まりですみません。
患者さんの病名や処方内容、検査データはあえてふせております。
有料で一部公開致します。
では~
その詳細を書きますね。
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