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娘が眼鏡を買う。

 最近、娘が、テレビを近づいてみたり、遠くから見るときは目を細めるようになった。学校のホワイトボードも見づらいらしい。病院の簡易検査にも引っかかった。「眼科に連れて行ったほうがいいかも。」ということで、本格的な検査を受けに行った。

 「検査、痛いの?」「大丈夫だよ、ヘチマの開いてるほうを言えば良いだけ。」

 ヘチマと言うのは、先日行った沖縄で、視力検査用の記号を型どった、ヘチマのTシャツが売られていたので、それを思い出して話したものだ。

 娘は検査技師に連れて行かれ、次に眼科医に呼ばれ、一緒に説明を受けた。

 「片眼だと0.2、両眼だと0.4です。眼鏡を作ったほうが良いですね。」

 ということで再度出直し、瞳孔を開く目薬を使って、詳細な再検査をした。子供の近視は正確な値が出ない場合があるので、このような検査が必要らしい。

 結果として、娘は普通の検査と同じ結果で、処方箋を書いてもらった。

 さて、どこで眼鏡を作るかである。本音を言えば、近所の格安眼鏡店がいい。しかし、先生に尋ねたところ、「最初ですからね。」ということで、病院の近所のイワキを勧められた。一瞬、気が重くなったが、ネットで調べると健保組合から補助が出るらしい。(再度調べると、弱視などに限定されるらしい。) 先生の一言が決め手となり、やはりファースト眼鏡はイワキで作った。40000円弱である。トホホ、高い。

 私も小さい時から近視が強く、苦労していた。小学校低学年の学校での検査のときに、0.1と0.3の検査結果が出て、みっともないのとショックなので、ひどく落ち込んだ。隣の男の子が「大丈夫?」と声をかけてくれた。気遣いが嬉しかった。あの時の彼は、今でも元気にしてるだろうか?

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