小6の今になって、放課後デイサービス選びに失敗したことに気づいた!
特別支援学級6年生の息子が放課後を過ごすのは、学童保育です。
放課後デイサービスを利用するのは土曜日だけ。平日の放課後デイサービスへの送迎は、共働きの私たちには負担だったからです。
学童保育は小学校のすぐ近くにあり、学校の先生が送り届けてくれます。そして、夕方5時半から6時頃に、夫か私が迎えに行く。小学校入学からずっとこのスタイルでやってきました。
しかし、中学生になると学童保育はありません。小学校より下校時刻は遅くなるとはいえ、どこの学校も午後4時前後のところが多い。仕事を抜け出して、お迎えに行かなくてはいけない。
しかも、特別支援学級がある中学が学区内にないため、バスか電車を使って通う距離です。往復で1時間以上はかかります。
つまり、毎日お迎えに行くのは、フルタイムの会社員には厳しい状況なのです。
もちろん、一人で登下校ができるようになるのが理想です。そのための練習を5年生からしてきました。
息子は電車やバスに乗るのが大好き。自分で路線や時刻を調べて目的地に行くこともできます。本来なら交通機関を使った登下校も問題なくできるはず!なのですが…
5年生の2学期、学校からの帰りに、初めて1人で電車に乗せたことがありました。学校の最寄り駅から一駅電車に乗るだけです。
自宅の最寄り駅の改札で待っていましたが、予定の時刻になっても息子は現れません。
念のため、息子に持たせたスマホの位置を確認してみると、下車予定の駅を通過して、どんどん進んでいるではありませんか!
夫が急いで後を追いかけることに。私は息子の位置を確認しつつ、なんとか息子と連絡をとろうと電話し続けました。
しかし、応答がないまま、息子は電車を乗り継ぎ、都内から茨城県まで行ってしまったのです。
やっと息子が電話に出てくれたときには、さらに別の電車に乗り換えていました。
「お願いだから次の駅で降りて〜!」と頼み込み、どうにか電車から降ろすことに成功。そのまま電話で会話を続けながら、夫が追いつくのを待ちました。
ついに夫が息子を「確保」したのは、午後8時過ぎでした。
何事もなかったからよかったものの、悪意のある人に目をつけられていたら、どうなっていたか…。想像しただけで恐ろしいです。
当の本人は、一人で電車を乗り継いで遠くへ行けたことに自慢げで、夫と私が何を問題にしているのか理解できていない様子。
想像力に乏しいのが、特性のひとつでもあるから仕方ないのだけど。どうやって伝えればわかってもらえるのか、私たちも未だに答えが出せずにいます。
その後も、下校時に通学路を大幅に外れた行動をすることが何度かありました。
自宅とは違う方向に帰る友達と一緒にバスに乗ったり、一人でふらふら歩いていたり。そのたびに、何かあったらと生きた心地がしません。
こんなことが続くと夫も私も身が持たないので、今は、一人下校の練習は中断し、毎日お迎えに行っています。
2学期もあと1ヶ月ほどとなり、中学校入学が徐々に近づいてきます。このまま私たちが送迎を続けるのは限界がある。
考えた結果、送迎付きの放課後デイサービスを探すことにしました。
早速10ヶ所ほど問い合わせてみたのですが、どこもいっぱいで30人〜80人待ち。これでは、中学入学までに到底入れそうにありません。小学校から継続して利用するケースがほとんどなので、途中から入るのは難しいのです。
こんなことなら、小学校入学前に放課後デイサービスを検討する際に、送迎付きのところも見ておくんだった。先々を見越した施設選びをしなかったのは、大失敗でした。
引き続き、少し範囲を広げて放課後デイサービスを探すつもりです。でも本当は、息子が一人で寄り道せずに登下校できるようになる可能性に懸けたい。