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使用済み紙おむつを燃料に!環境負荷の低減に向けて(幌延町)

 北海道宗谷総合振興局です。
 
 令和4年11月、鈴木知事は宗谷管内幌延町にある「西天北サーマルリサイクルファクトリー」を訪問しました。

 今回は、この施設で行っている「使用済み紙おむつの再資源化」について紹介します。


西天北サーマルリサイクルファクトリーとは?

 西天北サーマルリサイクルファクトリーは、道北5町(幌延町、豊富町、天塩町、遠別町、中川町)が運営する西天北五町衛生施設組合が建設したリサイクル施設です。

 ここでは、介護施設や病院などで使われた紙おむつがゴミ処分場を圧迫する中で、紙おむつの燃えやすさに着目し、燃料としての再資源化に取り組んでいます。

紙おむつ原料化装置

紙おむつが燃料になるまで

 混合燃料の材料は主に「使用済みの紙おむつ」と地域の学校や公園などで枝切りをした際に発生する「剪定枝(廃木材)」です。特殊な機械を用いて、紙おむつは粉砕・乾燥滅菌を行い、廃木材は細かい粒状にします。これらを燃焼効率の高い比率で混合・圧縮し、ペレット燃料を製造しています。

紙おむつと組み合わせる剪定枝

環境負荷の低減に向けて

 これまでゴミとして捨てられていたものを活用してできた混合燃料は、地域の介護施設においてボイラーの燃料などに使用され、化石燃料の使用量低減による二酸化炭素削減や、これまでゴミとして埋め立て処分していた大人用紙おむつの4~5割の削減など環境負荷の低減につながっています。


 北海道では、鈴木知事が地域の創意工夫ある取組を直接お聞きし、道の施策に反映するとともに、広く発信していく「なおみちカフェ」を実施しています。
 今回ご紹介した幌延町でのなおみちカフェの様子は、以下のリンクからご覧いただけます。

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