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新たな公共交通の形「江差マース」

 北海道檜山振興局です。

 令和4年10月、鈴木知事は江差町役場を訪問し、令和6年度からの本格運行に向けた準備が進められている新たな公共交通サービス「江差マース」について意見交換を行いました。

 今回は、令和5年11月から始まった新たな実証運行についてご紹介します。


江差マースとは

 江差マースは、人口減少地域においても持続可能な新たな移動手段の維持・活性化を目的に、江差町と、包括連携協定を締結する「「サツドラホールディングス(株)」が協働で実施する、新たな公共交通サービスです。

 同サービスでは、利用者は事前に登録を行い、電話もしくはLINEアプリにより事前予約をすることで、希望する時刻に自宅を含む町内指定の乗降地点間を運行する「オンデマンド交通」の導入を見据えています。

 また、移動を地域経済活性化を促すものとして捉えることで、域内共通ポイントカード「江差EZOCA」やアプリによる購買や行動の需要喚起、地域の小売事業者などの収入増分を交通サービスの運営に充てる「収益循環モデル」の事業性検証を通して、同モデルの社会実装を目指すことを目的としています。

これまでの取組

 令和4年2月に行われた1回目の実証運行では、江差町南部を対象としていましたが、令和4年10月から令和5年1月にかけて行われた前回の実証運行は、対象を江差町南部・北部にエリア分けして行われました。

 対象地域の拡大だけでなく、LINEアプリ導入による予約方法の簡略化や、LINEアプリ上でのチラシ発行やイベント情報の発信など、本格運行に向けた新たな試みが行われました。

今回の実証運行

 今回の実証運行では、サービス提供エリアが町内全域へと拡大するほか、継続運行に必要な事業費を想定したうえでの本格的な有償運行となります。

 前回の有償運行時は現金決済のみとなっておりましたが、新たに「江差EZOCA」の利用が可能になり、更に利用特典としてポイントが付与されることで、地域経済の活性化を図ります。

 町は、令和6年度での本格運行を目指しており、今回の実証実験は、本格運行を見据えた最終段階のものとなっております。

 事前説明会や試乗会にも多くの町民が訪れ、町民からの期待も感じることができました。

 江差町民以外の方も事前登録をすればご利用いただけます。期間中に江差町を訪れた際には、是非ご利用ください。

実証運行概要

・期間
 令和5年11月1日(水)~令和6年2月9日(金)

・運行時間
 月曜日   9時30分~16時30分
 火~金曜日 9時30分~17時30分
 ※14時~15時運休

・乗車料金
 一般運賃 乗合なし       500円/人
      乗合あり       300円/人
 福祉割引運賃・こども運賃    200円/人
 乳幼児(保護者同伴のみ)    無料
 ※11月1日(水)~17日(金)は無料

・お問い合わせ
 江差町まちづくり推進課 0139-52-6712


 北海道では、鈴木知事が地域の創意工夫ある取組を直接お聞きし、道の施策に反映するとともに、広く発信していく「なおみちカフェ」を実施しています。
 今回ご紹介した江差町でのなおみちカフェの様子は、以下のリンクからご覧いただけます。

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