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後生に引き継ぐ森林づくりと木材製造(京極町)
北海道後志総合振興局です。
今回は、令和4年9月に鈴木知事が訪問した、ようてい森林組合について紹介します。
ようてい森林組合について
昭和17年に「京極町森林組合」として設立され、その後、羊蹄山麓周辺の森林組合と合併し、現在では後志管内1市15町村の森林の管理や木材の製造を行っています。
ようてい森林組合は、生物多様性の保全や持続可能な森林経営が行われている事業体として、『緑の循環会議(SGEC:Sustainable Green Ecosystem Councilの略称)』の認証を受けています。
ようていカラマツの製材
自前の製材工場で製材しているカラマツ材「ようていカラマツ」は、道立総合研究機構林産試験場の試験によって強度が実証されており、主にパレット材や集成材などに使われています。
ようてい森林組合は、道産木材製品のPRブランド「HOKKAIDO WOOD」のメンバーでもあります。近年では、ウッドショックや円安の影響などで資材価格が高騰する中、道産木材に注目が集まり、需要が高まっています。
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地材地消の推進
後志の林業関係者で構成される「しりべし・くつろ木の会」では、後志で育った木を後志で使う『地材地消』を推進しており、八海山などを製造する「ニセコ蒸留所」や、公共施設の「るすつ子どもセンターぽっけ」などでようていカラマツが使用されています。
森林循環の取組
後生に引き継ぐ持続可能な森林経営を大切にしているようてい森林組合は、木を植え、育て、伐採して製品化し、端材やおがくずまで使い切る『森林の循環と木材の有効利用』を実践しています。
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北海道では、鈴木知事が地域の創意工夫ある取組を直接お聞きし、道の施策に反映するとともに、広く発信していく「なおみちカフェ」を実施しています。
今回ご紹介した京極町でのなおみちカフェの様子は、以下のリンクからご覧いただけます。