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『舞台の上でのオーラ、存在感の凄さ!お家元から直々に教えて頂く迫力!!』
これほどまでのオーラ。
存在感。
その人がまとう空気感。
初めてお会いするにも関わらず、
なんだか分からないけれど、
ひしひしと伝わって来る凄さ。
その人の周りだけ輪郭が濃い感じ。
つい…目と心が惹きつけられてしまう迫力。
それが、
浄瑠璃、清元節のお家元、
七代目 清元 延寿太夫さんにお会いした時の
第一印象でした。
まさに鮮烈。
三味線を伴奏として太夫が詞章(ししょう)を語る
音曲・劇場音楽である『浄瑠璃』。
単独で素浄瑠璃として演じられたり、
流派によっては文楽など人形浄瑠璃として。
或いは、
歌舞伎音楽として。
はたまた、
日本舞踊の伴奏として演じられます。
江戸時代の初期以降は、
個々の太夫の口演が「――節」と呼ばれ、
その後、それぞれが流派として成立。
現在は…
義太夫節・河東節・一中節・常磐津節・富本節・清元節・新内節・宮薗節(薗八節)の8流派が存在するそうです。
そんな浄瑠璃、清元節のお家元、
七代目 清元 延寿太夫さんに
清元の魅力を教えて頂きました♫
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ご子息の三味線方、初代清元斎寿さん、
そして清元國惠太夫さんも交えて…
舞台衣装である裃のお話から始まり、
扇子の使い方まで。
清元を歌いあげている時、
喉の調子が悪くなったり何かあったら…
扇子を見台に置くそうです。
すると、
並んでいる次の人が歌ってくれる仕組みがあり、
時には次々と扇子が置かれて
次の人、次の人へと歌が回されたりするとか。
ちょっと知っていると
より清元を楽しめるトリビアを教えて頂きました。
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お話を聞くだけではなく、
観ている観客も2つのグループに分かれて、
節回しを練習させてもらったり!
素晴らしい語り口を堪能させて頂いたり!!
そのお声の調子、キレの良い語り口、
微妙な音の上げ下げは
やはり直接、
空気の振動を通してしか味わえないものでした。
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そんな講演会が終わったあとは
会場を変えての交流会です。
お家元のお声を生で味わい、
トリビアを教えて頂くだけでなく、
直接、色々な質問にお家元にお答え頂くと言う
本当に貴重で贅沢な機会になりました。
本物の良さを直接、味わう。
これ以上のことはありません。
もっと清元のこと、
お家元のことを知りたくなりました。
歴史と伝統ある和文化の素晴らしい体験は
その入り口を広げ、
更なる高みへと誘ってくれます。
もっと沢山の方、子供たちや外国の方、
様々な方に本物体験をして頂きたいです。
今後、三味線方、初代清元斎寿さんは
ワークショップで
全国ツアーをされる予定もあるそうなので、
是非とも!!
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