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『時が経つのを忘れさせる日本の宝☆見せて頂きました(o^^o)パリに行ってしまう前に…』
鮮やかな朱や緑、金や螺鈿で描かれた
精密な草花や生き物たち。
蒔絵の世界で
生き生きとその生命力を感じさせる作品の数々。
蒔絵作家でいらっしゃる
足立康庸さんの作品展に行って来ました。
特に心惹かれたのは
お茶箱の数々です。
思わずウットリと眺めてしまい
時が経つのも忘れ
作品の前から動けなくなってしまいます。
とは言え、
その魅力は作品の美しさだけではないのです。
お茶箱とは…
お茶碗や棗、茶筅、茶杓、金平糖などのお菓子を入れる振り出しと言われるものや香合など、その箱があればどこでもお茶を楽しむことが出来るセットです。
足立さんのお茶箱には
魅力的なお道具が沢山詰められているのです。
茶箱に描かれた躍動感のある動物の蒔絵に合わせ
棗にも獅子が描かれていたり。
なんと!
猫をかたどった茶杓が作られていたり。
香合は動物のブローチを使って作られていたり。
はたまた茶筅筒は染め付けの陶器の入れ物が
見立てられていたり。
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全て
足立さんが描き、探し出して、
この世に生み出した“美の世界”です。
そのお道具一つ一つを拝見していると
足立さんワールドに迷い込み
お道具の中を探検しているような感覚に包まれます。
まさに茶箱の中の大冒険♫
そして茶箱の楽しみはそれだけではありません。
このお道具を使って
お茶を点てる様子を想像したり。
振り出しから可愛らしい色とりどりの金平糖が
転がり出てくる姿を思い浮かべたり。
きゃあっ☆
もう頭の中では脳内モルヒネが出まくって
イマジネーションの世界は
とどまることを知りませんー!!
すみません、興奮しました(^◇^;)
また作品にはそれぞれにタイトルと
その作品が生まれたキッカケや
想いが書き込まれているのです。
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そんな素敵な想いを
作品ごとに受け止めて行ったら
もう、
家に帰るのを忘れてしまいそうになりました。
長居する迷惑なお客でごめんなさい。
そんな私に
作品一つ一つを丁寧にご説明くださる足立さん。
長年、高台寺近くで料亭をされながら
伝統芸術家となられたそうです。
足立さんご自身も
作品のように繊細でたおやかな
素敵な方でした。
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新しい感覚と伝統の美しさをあわせ持つ作品として
高く評価されている、
その素晴らしい技術と魅力を
存分に味わせて頂くことが出来ました。
沢山、撮らせて頂いた写真で、
皆様にもお裾分けしちゃいます♫
とは言え、
目の前で見るのと写真では大違い!
京都は東山の神宮道の『古美術 瀬戸』で
2023年3月26日まで観ることが出来ます。
作品の数々は、
この後、パリにお嫁入りが決まっているので、
日本で見られる最後の姿になるかもしれません。
是非是非、26日までに行ってみて下さい♫
素晴らしい世界を垣間見せて下さった足立先生、
お茶を頂いた吉田さん、
ご一緒させて頂いた齋藤さん、
素敵な時間を有難うございました(o^^o)
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