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『“平和を守る”と言われ、東京が…日本が…攻撃されたら!?』他人事ではない侵略行為。一人一人が考えなくてはならないこと。



ある国のルーツを持つ人たちが
日本で『独立』を宣言。

その国の大統領は
「彼らは日本から抑圧されている。
 助けなくてはならない。」と表明。
日本列島の空に戦闘機が続々と現れ
『平和維持』を理由に街を攻撃し始める。

『日本の軍事化を防ぐために攻撃する』
と言うエクスキューズのもと…
首都である東京の空港や、主要都市、
街の治安を守っていた自衛隊の基地が攻撃される…



そんな理不尽なこと…現代ではあり得ない。
そう思っていました。
しかし、今、
そんなことがウクライナで起こっています。



ロシアの侵攻は14年前にもありました。
舞台となったのは、
当時グルジアと呼ばれていたジョージア。
ウクライナと同じく、ロシアと国境を接しています。

親ロシア地域の
南オセチアとアブハジアが独立しようとしたため、
ジョージアは鎮圧を試みました。
それに対し、
ロシアは“平和維持”を名目にジョージアに侵攻し、
戦闘となったのです。

ジョージアの時もウクライナの場合も
やり方はほとんど同じです。

当時2008年は北京オリンピック開催の年。
世間がオリンピックに注目している最中に起こされた戦火でした。
そして、今回は
オリンピック中に用意周到に準備された侵攻。
そんなところも似通って見えます。



その南オセチア紛争を描いた映画
『5デイズ』を何年も前に観ました。

「戦争の最初の犠牲者は真実である」
そんな言葉で始まる、
その映画にひどく衝撃を受けたことが
今でも忘れられません。

『ダイ・ハード2』などで知られる
レニー・ハーリンさん監督作品。
なので、
もちろんアメリカ目線で描かれてはいますが、
史実に基づいて制作されています。

ロシアの言い分は、14年前も今も同じ。
独立しようとしたロシア系の人たちが攻撃されたから『守る』。
でも、その独立騒ぎを起こしている人たちは
ロシアから誘導され動いている、と言う
まさにマッチポンプの可能性も高い…
そう伝える情報筋もあります。

確かに、戦争は
どちらの国の立場に立つかによって
正義や悪は180度変わります。

『真実』が何かは
見方次第で簡単に変わってしまいます。
そして立場の違いによって
いくつもの『真実』が存在することもあります。



しかし、
戦争の『真実』よりも大切なのは
人々の命であり、権利であり、国の主権です。

理不尽な侵害は
この世から撲滅させなくてはなりません。

身勝手に語られる正義や悪がどうであれ、
軍事侵攻を許してはいけないのです。

誰かの命が脅かされることは
誰かの権利が奪われることは
国の主権が力によって侵害されることは
避けなくてはなりません。

何か揉め事が起きたとしても
平和的解決を目指さなくてはなりません。



ウクライナと言うと
遠い国のように思えるかもしれません。

遠い国だからと言って
無関心でいることは許されません。
非人道的なことが起きているのを見過ごすことは出来ないのです。

今こそ世界が一体となって
理不尽な『侵略』を許さず
強い態度で対処しなければならない。
そう思います。



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