『1520。何の数か知っていますか?添加物大国ニッボン。知らないと危険!!』



『 1520 』

これは何の数か知っていますか。
日本で認可されている食品添加物の総数だそうです。

この数が多いのか少ないのか…
欧米各国の数値を見れば一目瞭然。

アメリカ 133
ドイツ  64
フランス 32
イギリス 21

なんと!
日本はアメリカの10倍以上。
ヨーロッパの国々と比べると気が遠くなります。

毎日!
これだけ沢山の添加物に、
私たちは晒されているのです。

一つの食べ物は許容範囲かもしれません。
でも、
私たちが食べる食材は1種類ではありません。
食べた物全てが許容範囲ギリギリなら!
私たちの身体には
想像もつかないほどの量の添加物が
摂取されてしまうのです。

先日、
東邦レオの橘 俊夫さんに誘って頂き
レオ財団の講演会に行って来ました。

その日の講師は
あの!
グランドフードホールの岩城紀子さんです。

岩城さんは、
そんな日本の危機的状況を目の当たりにして
自らの足で全国各地を回り、
安心安全に食べられる食材を探して
お店に並べています。




多くのメーカーが
食品添加物を使う理由は至って明白。
便利で安上がりだからです。

ただただ作る側の論理です。
食べる側の健康が考えられているとは
露とも思えないのが残念です。

①安い
②簡単
③きれい
④便利
⑤おいしい

例えばイチゴジャム。
イチゴを沢山使えば美味しいジャムが作れます。
でも、イチゴは高いんです。

安くするためにイチゴを減らします。
イチゴを減らすと粘りが出ないので粘る添加物を…
香りが少ないのでイチゴの香料を…
そんな風に
添加物で誤魔化して
安くて美味しいジャムが出来上がるそうです。

安く作って沢山売りたい、儲けたい。
その欲求の前では、
食べる人への想いは弾け飛んでしまうようです。




でも、
そんな人ばかりではありません。

北海道で
美味しいトマトジュースを作るお爺さんに
岩城さんが出会いました。

大量に作るジュースメーカーは
青いうちに収穫をしてトマトを大量に確保。
もちろん大量生産ですからジュースを安く作れます。

熟すトマトの数は日によってマチマチ。
日によって違うトマトの状況に合わせて
収穫をする手間を省くために
青いトマトを大量にもぎ取って行きます。
その結果、味は薄くなるんです。

でも、お爺さんは、
赤く熟成するまでトマトを収穫しません。
収穫時期はマチマチなので、
少ししか作れません。
結果として値段は高くなります。
でも、その結果、
熟成した自然の甘みと旨味を持った
本当に美味しいトマトジュースが出来上がります。




岩城さんのお話によると…
食べ物の値段には
作られる工程がほぼほぼ、
そのまま反映されるそうです。

安くて香りが強く味が濃いものには、
その理由があるのです。

手間をかけずに食品添加物をかけて
見た目が良く、簡単に作れる食品…

それに対して、
人知れず手間暇かけて
一生懸命、添加物に頼らず
美味しいものを作っている
北海道のお爺さんのような生産者の方も居ます。

岩城さんは、
そんな方を応援するためにも
お店でその品物を高いまま売っています。

『値段はそのままで良いから、
 安心安全な作り方を変えないで下さい。』
そう生産者に伝えているそうです。
高いものを高いまま買ってくれる人が居たら
お爺さんは作り方を変えなくて済むのです。

つまり、
世の中の仕組みは
私たち次第なんです。

岩城さんは強い口調で言います。
『消費者が変わると世の中も変わるんです。
 添加物まみれのものは買わない!!』
そんなメッセージを
生産者や販売店に届けましょう。

売れなくなったら
販売店や生産者は売れるものを作ろうとします。

売れない理由が添加物なら、
添加物を減らそうとするハズです。

「いやぁ、そんなに高いものは買えない。」
そうでしょうか?
ヴィトンやブランドものを持っていませんか?
そんなに沢山のブランドもの必要ですか?

今こそ
『価値観を変えるべき。』
私も、そう思うんです。

私たちが選んだ価値観は、
私たちの時代だけではなく、
今後、
日本の未来を作る
子供たちの食生活を変えます。

私たちの価値観が
日本の将来を作ります。

このままで良いのでしょうか?
私たちの子どもたちの平均寿命は
いったい何歳になるのでしょう。

賞味期限が異常に長い食べ物を
選んでいませんか?
あれ?
何故この食品にはカビが生えないんだろう?
何故、腐らないんだろう?

そんな食べ物には、
海外では許されていない
発癌性など、何らかの問題を生じさせる可能性のある添加物が使われているかもしれません。

パッケージを見たら分かります。

昔からの…
手間ひまかけた作り方をしているものには、
そんなに沢山の添加物は入っていません。

時間と手間をかければ
使わなくて済むのです。

この添加物はなんで入っているのか?
何故こんなに安いのか?

今一度、
立ち止まって
食品ラベルを真剣に見て、
考えてみませんか?



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