『成功の秘訣☆それは仕事を楽しむこと』

32年前、アナウンサーになるために
大学を卒業して、ただ1人、関西にやって来ました。

初めての一人暮らし。
初めての社会人。
初めての芸能界での仕事。

読売テレビに入社して
本当に泣いたり笑ったり
ガムシャラに生きて来ました(o^^o)



入社したての時。
怪我をした遥洋子さんのピンチヒッターで
突然、
上岡龍太郎さんと桂ざこばさんと言う
芸能界では神様のような2人と1時間番組の司会をすることになりました。

準備期間は数日しかありません。

めちゃくちゃ緊張して。
でも、皆さんと仲良く仕事がしたくて。
スタッフに余計な心配をかけたくなくて。

辛い時でもピンチの時でも
笑顔を作って頑張りました。

そして、
問題なく大役を果たすことが出来ました。
大変な仕事をするハメになった新人の私のために
沢山のスタッフが気を配ってくれたお陰です。

でも、
生放送の1時間版組が修了したあと
先輩のディレクターから呼び出されました。
無事に終えたと思っていたのに、
恐ろしい顔をしています。

『おまえ、なめとんか！
　へらへら笑ってばかりで！
　もっと真剣にやれ！！』と怒鳴られ、
思わず、
私は緊張の糸がぷつんと切れて号泣。

『それだよ、その涙！
　その真剣さが俺は見たかった…』
そう言われたことが今でも忘れられません。

でも！
『それは違う』！！
そう私は思うんです。

新人だとしても、やはりプロ。

私が焦った顔をすることで、
結果として
スタッフや出演者、
皆さんに気を使わせて迷惑をかけるのは
プロの仕事ではない！！
今でも、私はそう思います。

いつも笑顔で！
みんな楽しく！！
そうすれば…
結果として120%の力を出すことが出来ると思うんです。

つまり、
視聴者にもお客様にも、そして出演者にも！
最高の時間を共有するためには
皆が楽しくないと出来ないと思うんです。

『めちゃくちゃ楽しいーっ！！』
昨夜は、まさに！
それが叶った、そんな夜でした(o^^o)

大阪のいずみホールで行われた
クラシックコンサート『宮廷への誘い』☆

京都室内合奏団代表の佐藤響さん、
ハンガリーリスト音楽院出身の森本美帆さん、
京都市立芸術大学の四年生、梶原千聖さん。

3人の演奏で、お客様を
『宮廷のクリスマス舞踏会』にお招きしました♫

いずみホールは
ウィーン　フィルハーモニー管弦楽団の本拠地、
ウィーン楽友協会の大ホールをモデルに作られました。

扉や柱の形から細かい装飾に至るまで
音の反響を緻密に計算して作られたホールです。
原稿を重ねる紙の摩擦の音までホールに響き渡ります。

そんな豪華なウィーンのホールに来たような気分を
皆さんに味わって頂きました。

バレエは
名門ベルリン国立バレエ団出身の針山愛美さんが
『黒鳥の歌』と『白鳥』を…

『ウィーンの森の物語』では
元セルビア国立バレエ団ソリストで、
西岡福谷バレエ団代表の西岡憲吾さんと
同じバレエ団の代表である福谷葉子さんが
表情豊かな踊りをご披露下さいました。



そして！
声の振動が肌に感じるほどの
迫力ある声量の歌を歌って下さった
京都市立芸術大学で博士号を取得された高橋純さん。

大ホールいっぱいに響き渡る
素晴らしい声を披露して下さった
京都市立芸術大学大学院博士課程修了の松井るみさん。

クリスマス定番の曲から
華やかな舞踏会のワルツまで12曲！
本当に豪華な舞台になりました( ◠‿◠ )

なかには、
コンサートの当日に加わった演出もありました。

皆で知恵を出し合って作って行く。
観ている方に楽しんで頂くことだけを考えて！！

そんな仕事の楽しいこと！
この上ないです♫
最高の夜になりました！！

舞台のカーテンコールが終わると、
大ホールには
割れんばかりの拍手が響き渡って止みませんでした。

自分たちが楽しくないのに
観ている方に楽しんでもらう事は出来ません。

それはどんな仕事でも同じように思います。
若い頃やった「受付のバイト」。
いらっしゃる方の役に立つためにどうしたら良いか色々考えるのが楽しみでした。
年齢を経てやった番組の裏方。
いかに出費を少なくして効果を上げるか、工夫するのが楽しかったです。

色々な仕事がありますが、
どこかポイントを絞って楽しむことが出来るハズ。

誰かの役に立つことは楽しいことです。
仕事を楽しみながら出来たら、
そんな人生は最高だと思います。

忙しいけれど、
それに忙殺されず、
楽しむことを思い出してみて下さい。

初心にかえると
楽しかったことを思い出すかもしれません。



そして！
昨夜、一緒に舞台を作って下さった皆さん！
そんな貴重な機会を与えて下さった前田哲央さん！
感謝してもしきれません。
本当に本当に有難うございましたっ( ^ω^ )