『LOVE・かがやきながらここにいます。』
“わん・碗・ONE”茶会で出会った…
超ラブリーなお茶碗っ♫
きゃあっ!
キュートっ(o^^o)
とは言え、
このお茶碗を作ったのは…
笑顔は可愛いらしいけれど、
私より年上の
川尻潤さんと言うアーティストのお兄様でした。
うーん。
そのギャップも楽しくて
ついつい川尻さんの作品に目が行ってしまいます。
そんな川尻さんの個展
「LOVE・かがやきながらここにいます。」
いやはや、タイトルまで素敵です☆
笑顔が素敵な川尻さんに会いに!
個展の初日、4月14日。
京都高島屋のT8に行って来ました。
川尻さんは…
割れや欠け、歪みなどの「不完全さ」をも愛する
「茶の湯」を発端とした
日本の陶芸における美意識の寛容さに
感銘を受けたそうで。
そのことを製作の重要なテーマの一つとして掲げ、
焼いた時にできる「ヒビや欠け」を
あえて作品に残しています。
その一方で、
小さい頃に出会ったグリム童話の
華やかで煌びやかな挿絵に惹かれたそうで…
なんと…
「ヒビや欠け」とともに
鮮やかな色彩やプラチナ、金、銀が同居すると言う
なんとも言えない世界観を繰り広げています。
どの作品にも『LOVE』が感じられますが、
今回、
バースデーケーキと十二支の動物からなる作品には
親しい人の誕生日を祝う人間の愛情と、
十二支が巡るごとく争いを繰り返してきた人間の憎悪、
その矛盾した営みが表現されているそうです。
「いつの日か争いではなく
愛が巡る歴史となるように」という
川尻さんの願いが感じられる作品です。
作品が部屋にあるだけで、
家の雰囲気がガラっと変わってしまいそうな
インパクトの大きな川尻さんの作品。
そこには、
人間が積み重ねて来てしまった『争い』と、
『愛』と『平和』と言う願い。
奥深い意味が込められているのでした。
5月1日までやっている展示。
川尻さんが在廊していらっしゃる日もあります。
是非是非、行ってみて下さい。
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