『京都を歩けば素敵なお店に当たる☆第三弾、貴重なマジョリカタイルに出会えるカフェ。』
『マジョリカタイル』って、ご存知ですか?
800年以上も前のヨーロッパ。
スペインからイタリアに輸入された
美しいラスター彩の錫釉(すずゆう)陶器が
流行りました。
スペインの東海岸に浮かぶマヨルカ島から
船積みされたので、
スペインのラスター彩陶器を「マヨルカ焼」と呼んだことがマジョリカタイルの由来だそうです。
13世紀から15世紀にかけて
マジョリカ陶器と言われたこれらのタイルは、
スペインからイタリアに技法が伝えられ、
ヨーロッパの多くの歴史的建築物を彩りました。
イタリアの修道院や歴史的な建物を彩る
鮮やかなマジョリカタイルに出会った人も
多いのではないでしょうか。
時は流れて幕末から明治以降の日本。
洋風建築の内装などにタイルが使われ始めます。
陶芸が盛んだった日本でも
マジョリカタイルが作られ始め、
大正から昭和初期の全盛期には
日本から世界各国へ輸出されるようになりました。
和製マジョリカタイルが海を越えて渡ったのは…
台湾、シンガポール、マレーシア、インド、中南米、オーストラリア、アフリカなどなど。
様々な日本のメーカーのマジョリカタイルが
今も世界中の建築物に残っているそうです。
とは言え、
その後、日本のタイル市場は減少し、
そんな美しいマジョリカタイルを
日本国内で見られる場所は限られてしまいました。
話が長くなって、ごめんなさい🙏
そんな珍しいマジョリカタイルを堪能出来るカフェが京都にあるのです!!
『さらさ西陣』
もともとは銭湯♨️だった建物を
カフェにリノベーションしています(o^^o)
そこかしこに懐かしい雰囲気を残しながらも
今時のカフェ。
美味しいランチからケーキに至るまで
ゆっくりと楽しむことが出来るんです。
何より…
これでもか!
と言わんばかりの圧倒的なマジョリカタイルの美しさを心ゆくまで楽しめます。
大徳寺から歩いて数分。
月釜にお邪魔した帰りは
ついつい足が向いてしまう素敵なカフェです。
京都は、
1000年を超える歴史のある建物から
数十年前の懐かしいものまで
様々な文化を内包する、本当に懐の深い街。
『さらさ西陣』の隣の隣には
甘味処『うめぞの茶房』や
行列のできるお蕎麦屋さん『かね井』もあります!
素敵な街角…
お天気の良い日に
ふらっと訪れてみせんか?
※「うめぞの茶房」では季節によって変わるオリジナルの甘味が…
※写真撮影は不可の『かね井』のお蕎麦はめちゃくちゃ美味しいです( ◠‿◠ )