湯治の素晴らしさ
宮城県は鳴子(なるこ)温泉に湯治に来ています。
湯治、これはまさに解毒と癒しのプロセスです。
さて今、私が滞在しているこちら鳴子温泉郷は、東の横綱と呼ばれる名湯の宝庫で、 日本に存在する11種類の泉質のうち8種類(旧泉質名で9種類)が鳴子にあります。個々の旅館が源泉を引いていて源泉掛け流しのお湯を堪能できます。それぞれの温泉が特徴あり、効能別、かおり、色、お湯の肌触り別にお湯を楽しめます。
今回は10日間ほど西多賀旅館さんに宿泊中です。
西多賀さんのお湯は緑乳白色で柔らかく、私の身体はとても合います。お湯にも相性があるんです。
リウマチに対して温泉の効果は科学的には無いと言われますが、温熱療法の中でも1番効果が高いと私は実感しています。
今回も、ドイツからの長旅では長時間飛行機に座り、膝がだいぶ痛くなりましたが、温泉に入って5日間休んだら、すっかり痛みは消えて、それどころか、これまでできなかったうつ伏せ寝や、うつ伏せになって膝を曲げて足首をお尻の方に持ってくるポーズまでできるようになりました。
すごい。
鉱物のエネルギーをふんだんにいただいて、
お風呂に入る時は、地球ありがとう、この土地よ、有り難う、身体有り難うって言ってお風呂に入っています。
湯船に浸かった瞬間、あまりの気持ち良さに、「あー、うーん、きもちい」って人目を憚らず声を出して全身を伸ばして幸福感を感じています。10分ほど湯に浸かり、1日 3回〜4回入浴するのが理想です。 その後汗は20分くらい出てきます。なので、下着とパジャマの替えはとにかく沢山持ってきました。水は1日3リットルくらい飲んでいます。
胃腸の調子も良くなり、便通もとても良いです。
湯治3日目くらいから、効果がで初め、とても眠くなり、排泄回数も増え、お風呂に入っては寝る、その繰り返しになります。朝起きると目やにで目がくっついているのも廃毒の一つだと思います。
「病は気から」。そうなのです。それなら気持ちいことをして自分を癒します。
湯治は、アーユルベーダと同じです。自分の身体
に向き合う時間が得られるとても良い時間です。同時に心の中も見つめることができます。
昨日から大好きな長男が2泊で泊まりに来てくれ、今日は湯めぐりをしました。19歳の息子は、今時の若者スラングでいるところの「温泉ニキ」で、温泉&お風呂好き。だから、一緒に温泉を巡れて幸せです。そんなわけで、息子が一緒なのでなおのこと楽しい時間を感じて幸せで、癒されています。私は幸せ者です。
さてさて、多くの人にこの温泉の素晴らしさ、鳴子温泉の良さを知ってほしいなぁと心から願います。