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婚喝ノート その41 雨降って恋固まるの巻
せっかくのお見合いイベント、できればいいお天気の中で独身者たちを引き合わせたいのですが、なんと、着物を着て婚活するお見合いイベントがあいにくの雨でした。参加者の皆さん、さぞかしテンション低いだろうと想像していたら、苦情も後ろ向きな言葉もなく、雨の中、明るい雰囲気で14(男性)対15(女性)の婚活パーティーが始まりました。
もうね、こうなったら天気の悪さを逆手に取る!「今日は異性との距離を縮める絶好のチャンス。『濡れないため』という大義名分を使って距離をつめるのだ!」と喝。方法は、一つの傘に二人で入る、その名も「愛愛傘」作戦。結果5組のペアが成立しました。イベント後のアフターパーティ―(屋内)では、緊張から解き放たれた参加者たちがお酒を飲みながら交流を深め、連絡先を交換。嬉しそうな男性参加者に「雨だったけれど楽しめたかな?」と聞くと、「え、雨なんて降ってましたっけ?」と、おどけた顔でにんまり。まさにこれこそ天晴(あっぱれ)。このイベントの前日には、過去の着物婚活でペアになったカップルから結婚の報告も。この着物コン、実は、赤字すれすれの収支構造で、それこそぬかるんだ道を歩んできましたが、あきらめないで結婚支援を続ければきっと実を結ぶ、そう信じるスタッフの力で継続されてきました。結婚支援は、幸せ行きの道の上に立つ通行案内のようなもの。ボランティァに近い活動には本当に頭が下がります。このような地道な支援のもと、少しずつではありますが結婚カップルはうまれているのです。