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貸した本、読まれず返る…。

先日、半年振りに私の本が返ってきました。
行方不明になっていた訳ではありません。
預かり先はわかってました。
でもずっとそこに留まっていたのです。

事の発端は勤め先のパートさんとの映画談義。
悪人観たんだけど、すごい良かったー」
「わかる〜!それ原作はもっと良いよ!」
「え〜そうなのぉ」
「私、小説持ってるから貸してあげる!」

悪人は私が大好きな小説で、今までに何度も読み返してるし映画の場面を思い出しながら読むのがまた最高なのです!

そんな訳で、その感動を彼女と共有したいと思い貸し出されたその一冊は期待に胸を膨らませ彼女の手にわたりました。

私としては早く感想が聞きたい!あの好きなシーンについて語り合いたい!ところが待てど暮らせど感想は聞こえてきません…
気が付けば半年の月日が流れていました。

いや、別にすぐに読めとは言わない…
でも半年ってどうよ?もしかして忘れられてる?

直接は言いにくかったのでLINEしましたよ。
「もしかして忘れてる?私が無理矢理貸しちゃたかな…?ごめんね」と何故か貸した側の私が謝る謎の展開。

翌日「ありがとう〜ごめんね〜」と本は返って来ました。ただし感想はゼロ…
やっぱり読んでなかったんだろうな。
いや、いいのよ。読書にはタイミングがあるし、人それぞれペースもあるのだから。

でもさ、嘘でもいいから「ちょっと忙しくて読めなかったけど、面白そうだからいつか読んでみたいわ〜」とかさ、気を使う風のセリフを添えてくれても良いのでは…

モヤモヤしつつ、そっと本棚に戻すのでした…

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