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梅雨どきの調子が。

毎年梅雨どきを迎えると、体の調子がおかしくなる。
じめじめした気圧の低さに頭痛がして、肩こりも
ひどい。仕事場でエアコンを使う時期になり、一日中
冷気の中で過ごすから体が冷えて、短パン姿の足元が
痛くなるときがある。もともと腰の左側と左足に
坐骨神経痛を抱えていたのに、少し前から右側にも
痛みが出るようになってしまった。
体を動かしているときはあまり気にならないものの、
同じ姿勢をつづけていると痛くなってくるのだった。
仕事を終えたら、ゆっくりと熱い湯船に浸かって
体を温めれば、足腰にも肩こりにもよいものを、
一秒でも早くビールが飲みたい身は、ちゃちゃっと
シャワーを浴びて済ませている。歳を重ねて生活への
無精さが、じわじわ体の不具合に出ているのだった。
加えて気になるのは、最近軽い目まいに見舞われる
ことだった。歩いているときや、仕事をしている
最中に、ふいにふわふわするときがある。
生活に支障はないものの、けっこうひんぱんに
起きるから、気になってしまう。
昨年いちど、ひどい目まいに襲われたときがあった。
朝、目覚めたら、目の前が、ぐらんぐらんと揺れて
立っていられず、ずっと布団に横たわっていた。
症状が治まってしばらくして、脳神経外科と
耳鼻科で検査をしてもらったものの、どちらの
お医者にも、異常なしと言われた。子供のころ、
けっこうな低血圧で、たびたびひどい立ちくらみに
襲われた。不摂生がたたって、今では逆に高血圧で、
大正製薬の、血圧が高めの方のタブレットを毎日
飲んでいる。もしかしてそれが効いて、血圧が
下がったゆえの目まいかと思ったものの、
自宅に血圧計がないから真偽のほどはわからぬまま
だった。体調が悪いのにもかかわらず、相変わらず
毎晩のアルコール摂取だけは律儀に欠かさない。
近ごろつくづく、酒が弱くなったなあと自覚をして
いて、飲み仲間にも指摘されている。歳が歳だから
無理からぬこととはいえ、ついそれを忘れて
若いときのような飲み方をしてしまうから始末が
悪い。この歳になると宴の席に付き合ってくれる
のは年下のかたばかりになる。
この頃も、深酒をして迷惑をかけてしまった
かたがいて、お詫びをした次第だった。
体力に見合った適量で。言い聞かせながら
杯をかさねなきゃと、つくづく思ったのだった。

長梅雨や頭痛肩こり神経痛。



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