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偉人が残した「直感を信じろ」とは


僕が初めてこの言葉を聞いたのはSteve Jobsのスタンフォード大学でのスピーチです。

Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life. Don’t be trapped by dogma – which is living with the results of other people’s thinking. Don’t let the noise of others’ opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.-- Steve Jobs

あなたの時間は限られている。
だから他人の人生を生きて無駄に過ごしてはいけない。
ドグマ(常識、既存の理論)にとらわれるな。
それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。
他人の意見が雑音のように、あなたの内面の声をかき消したりすることのないようにしなさい。
そして最も重要なのは、自分の心と直感を信じる勇気を持つことだ。
それはどういうわけか、あなたが本当になりたいものをすでによく知っているのだから。
それ以外のことは、全部二の次だ。


このJobsの言葉はとても有名で、感銘を受けた人も多いと思いますが、
僕は最初この言葉を聞いたとき、あまりしっくりきませんでした。

しかし、その後経験を重ねることで、今ではこのJobsの言葉の意味を「実感」できるようになりました。


この記事は昔の僕のような、あまりしっくりきてない人にちょっとでも何か気づきが与えれたらな、と思い書きました。

なぜなら、このJobsの言葉に共感した今、この概念は人生を楽しくする、最強法則だと思っているからです。

また、勝手ながらこの記事では上記のSteve Jobsの引用を、自分の解釈で説明していきます。


では最初に、Jobsがこの発言で最も伝えたいことは何でしょうか?

僕は、

「時間は有限だから、あなたの本当にやりたいことだけに時間を使え」

だと考えています。


あとの引用部分は、この発言の本質「自分が本当にやりたいことをやれ」を実現するためのアドバイス(方法)を述べているだけです。

そのアドバイスは以下の2つにまとめられると思います。

アドバイス1: 自分が本当にやりたいことをやるためには、自分の心と直感を信じろ。

アドバイス2:「自分がやりたいことをやる」ことを阻害されないために、他人の考えのもとで生きるな

(自分の本当にやりたいことが見えなくなるから、常識や既存の理論に囚われるな。)

この2つのアドバイスについては、後ほど説明します。

まずはこのJobsの言葉の本質「自分が本当にやりたいことをやれ」から考えていきましょう。


なぜ「本当にやりたいこと」だけに時間を使うべきなのか?


一言でいうと「有限の時間で、人生を最高のものにするため」だと僕は思います。

では、なぜ「本当にやりたいこと」に集中することが、「人生を最高にする」ことに繋がるのでしょうか?

それは「本当にやりたいこと」をやることで、以下の二つのメリットを得れるからだと考えています。

メリット1: 今を楽しめる
メリット2: 結果にプラスの影響を与える


メリット1:今を楽しめる

人は「本当にやりたいこと」をやるとき、困難なことも含め、「やりたくないこと」をやっているときとは違う「楽しさ」や「ワクワク」といった、プラスの感覚が生まれることが多いと思います。

そしてここでのポイントは、そのプラスの感覚が目標を達成した「未来」だけでなく、目標までの過程である「今」にも発生しているということです。

なぜポイントかと言うと、人生とは「今」が連続した結果だと考えており、
人生全体を最高のものにするためには、未来だけでなく、今を最高にするという過程を積み重ねることも大切だと考えるからです。

「本当にやりたいこと」をやると「今」を楽しめる。
「今を楽しむ」ことを積み重ねると、「人生」が楽しくなる。
僕はそう考えています。


メリット2:結果にプラスの影響を与える

これは自分がやりたいことをやっている人と、義務でやってる人のモチベーションの質(のめり込み具合など)に差が生まれ、結果に影響を与えると考えるからです。

また、のめり込んでやってるからこそ、見えてくる視点や気づき、人を引き寄せる力など、結果をプラスにする付随的な要因はたくさんあると思います。

結果がよくなるということは、自分の本当にやりたいことをやる「力」が増し、やりたいことがさらにやりやすくなるプラスのサイクルを生むということです。

プラスのサイクルは「今」を継続して楽しみ続けるためのエネルギー源となるでしょう。


上記の2つのメリットより、僕は「本当にやりたいことをやることは人生を最高にする」という考えに賛成であり、
僕が最初に述べたJobsの言葉の本質「時間は有限だから、あなたの本当にやりたいことだけに時間を使え」に共感しています。


しかし「本当にやりたいこと」ができてない人が多いのも事実です。

それはなぜでしょうか?
理由は以下の2つの課題が考えられます。

課題1:自分の「本当にやりたいこと」が分からない
課題2:「本当にやりたいこと」は分かるが、実行できない

ではこの2つの課題を解消し、
「本当にやりたいこと」をやるためにはどうすればいいのでしょうか?

ここで最初に述べた、Jobsの2つのアドバイスが見事に解決に導いてくれます。


Jobsが残した「本当にやりたいことをやる」ためのたった2つの方法

Jobは、以下の2つの方法をアドバイスとして残しています。

アドバイス1: 自分が本当にやりたいことをやるためには、自分の心と直感を信じろ。

アドバイス2:「自分がやりたいことをやる」ことを阻害されないために、他人の考えのもとで生きるな

(自分の本当にやりたいことが見えなくなるから、常識や既存の理論に囚われるな。)

この2つのアドバイスは、先ほどの2つの課題の解決策となっています。


アドバイス1:
自分が本当にやりたいことをやるために、自分の心と直感を信じろ

これは

課題1:自分の「本当にやりたいこと」が分からない

に対する解決案となっています。

このJobsの発言は「直感は本当にやりたいことへの道標」と言い換えることができると思います。

では、なぜJobsは「直感は本当にやりたいことへの道標」だと考えているのでしょうか。

僕の解釈は下記です。

まず、「直感」(ワクワクや、やってみたい!というプラスの感覚)は、「やってよかった」「楽しかった」「成功した」などの「快」を感じた自身の経験の集合体から生まれている感覚だと考えます。

なのでその「直感」の先にあるものは、ランダムに選ばれたものではなく、過去の経験を体が記憶しており、無意識レベルできちんと精査された、再び「快」をもたらす可能性の高い、「本当にやりたいこと」だと考えられます。

このように考えると「直感」は「あてずっぽうな感覚」ではなく、経験にもとずく「精度の高い感覚」だと考えれないでしょうか?

僕はこのような解釈で「直感は本当にやりたいことへの道標」だという考えに共感しています。

そして、「本当にやりたいこと」がわからない人は、直感的にやってみたいと思うこと、ワクワクすることにどんどんチャレンジすることが解決策であると考えています。


アドバイス2:
「自分がやりたいことをやる」ことを阻害されないために、他人の考えのもとで生きるな

これは

課題2:「本当にやりたいこと」は分かるが、実行できない

への解決案となっています。

「世間体、常識などが頭をよぎり、『本当にやりたいこと』は頭で分かってるのに実行できない...」

そんな人へのアドバイスだと思います。

Jobsのスピーチの中だけでも、以下のように何度も言い換えて述べられているように、これはとても大切なことだと思います。

「他人の人生を生きて無駄に過ごしてはいけない」

「ドグマ(常識、既存の理論)にとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。」

「他人の意見が雑音のように、あなたの内面の声をかき消したりすることのないようにしなさい」

ここでJobsは、他人の考え(常識、既存の理論、意見)は、「本当にやりたいこと」を取り組もうとする人たちを阻害すると警告しています。

しかし、他人の考えを無視して、自分のやりたいことを突き通すことは難しいと感じる人の方が多いでしょう。

なぜなら長い間、他人の考え(特に常識)を基準に考えるという習慣が深く染みついているからです。

では、どうすれば他人の考えに縛られない考え方ができるようになるのでしょうか?


僕は以下の3つのステップを順に辿っていくと、他人の考えに縛られない基盤を作りやすいと考えています。

ステップ1:"常識"はある地域の価値観の傾向でしかないことを知る
ステップ2:この世に絶対的な基準はないことを知る
ステップ3:自分の価値観を物事の基準にする


ステップ1:"常識"はある地域の価値観の傾向でしかない

これは、あなたの知っている常識は、あなたの地域の多数派の意見でしかないということです。

別の地域に行くと、あなたの知っている常識は常識じゃなくなる(少数派の意見になる)可能性もあるということです。

つまりこの世に絶対的な基準はなく、あなたの知っている常識も絶対的なものではないことが分かります。


ステップ2:この世に絶対的な基準はない

この世に絶対的な基準がないことが分かれば、あなたは自由です。

なぜなら、もうあなたの知っている常識(あなたの地域での多数派の意見)に従う必要はないと気付けるからです。

あなたがいくら批判されても、それはただのその地域、その時代の一意見でしかありません。

時間が経ったり、場所を変えると評価されることが、現在あなたのいる環境下で偶然否定されているだけだとしたら、ただ目の前にいた他人の批判(常識、規定の概念)のために「本当にやりたいこと」を我慢するのは、もったいなく感じませんか?


ステップ3:自分の価値観を物事の基準にする

絶対的な基準がないということは、人によって基準が違うということです。

あなたはあなたの基準を作っていいということです。

それは、自分の価値観を物事の基準にしてよいということです。

自分の価値観を物事の基準に置くことを習慣化するのは、とても難しいことだと思いますが、もしマスターできると、もうあなたは「他人の考え」に縛られることはなくなるでしょう。

あなたの「本当にやりたいこと」に集中することができるようになるでしょう。


まとめ

このnoteの前半では、

自分が本当にやりたいことは、人生を最高にすることに繋がる

というJobsの発言「直感を信じろ」の「メリット」を説明しました。


そして、後半にて

自分が本当にやりたいことをやるための2つのアドバイス

という「直感を信じろ」を実行するための「方法」を説明しました。


「メリット」と「方法」を理解できたら、あとは「直感を信じろ」を実行するのみです。

それは「今この瞬間」を最高にし、それを積み重ねることによって「人生」を最高にすることに繋がると僕は考えています。

そして、それがJobsがこの発言全体で伝えたかった「本質」なのではないでしょうか。



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