＜習い事編＞子どもの習い事は見学不可？！

オランダ生活あれこれ＜習い事編＞です。

娘は5歳で、ダンスや歌がとても好きです。
家にいる時も音楽をかけてはそれに合わせて踊り、気分はアーティスト。

そんな彼女の様子を見て、これまで2回ほどダンスレッスンにトライアル参加させてみました。

1つ目のダンススタジオを訪れたのは2019年のこと。

自宅近くにあるダンススタジオに問い合わせをして、トライアルレッスンを受けさせてもらう予約を取りました。
その当時、娘はまだオランダ語を今ほど話せる状態ではなかったので、私としてはダンスレッスンに参加して、指示をきちんと理解できるのかな...と少々不安に思っていました。

そして、もちろんそんな娘がダンスレッスンを受けている様子を近くで見学できるものだと信じていたのです。

しかし、当日スタジオに行ってみると、

「はい、じゃあここでお母さんは待っててくださいね、行きましょう！」

と、娘がドアの向こうのスタジオに連れて行かれるではありませんか！！

私「え・・・？！私は見学できないのか？！」
娘「え？！お母さん一緒に来てくれへんの？！」

困惑する私たち。
そして、

「えっと、私は中で見学することは出来ないんですか？」

と聞いてみました。

先生「...出来ないことはないですが、そういうのはあまりやっていませんが」

私「....そ、そうなの？！」

しかし、私の思い込みによって、娘自身も「お母さんも来てくれる」と思っていたため、今にも泣き出しそうな娘。
恐らく、言語面でも不安があったため、来てほしかったのだと思います。

「メールでもお伝えした通り、娘はまだオランダ語が話せなくて...今日は私も一緒に見学できると伝えてしまっていたので、一緒に入れなかったらたぶん参加しない。と言ってしまうかもしれません。もし、保護者の入室が許されないのであれば、今日はやめておきます」

そうすると、先生は、

「そういうことですか。では、特別に中で見学しても良いですよ！」

と、スタジオに入室させてくれたのでした。

結局、娘はこのダンススタジオに通うことはなかったのですが、先日小学校のお友達のママに連れてもらい、別のダンススタジオで2回目のトライアルレッスンを受けてきたのでした。

その時もまた、保護者はドアの向こうで待機だったらしく。

「私は外にいたから詳しくはわからないけど、◯◯（娘）は楽しかったって言ってたよ！」

....そうか、今回のところも保護者は外で待機なんだな。

ということで、オランダでは室内で行われる習い事に関しては、保護者が外で待機するのが通例のようです。

これはひょっとするとバレエやその他のダンスなどに限ったことで、他の室内競技では見学が可能な場合もあると思います。
サッカーなどは、保護者の役回りもあり、見学が自由に行われているという話も聞きます。

ただ、今回の娘のトライアルレッスンを通して、当たり前の感覚で「側で見ていても良いのかな〜」と思っていた私としては、なかなか衝撃的な経験でした。
この国では、4歳、5歳から「自分」としての自覚を持つように促されるんだなぁ。と関心した部分も少なからずありました。

...結局、このダンススタジオも気に入らなかったという娘。笑
さて、これから先、どんな習い事をしたいと言うのでしょう。