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🇳🇱オランダ現地校での先生日記🏫

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現地小学校で講師として英語の授業に従事させてもらっている中で感じていることをまとめています。
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#英語教育

日本の英語教育が進まない理由を考える

こんにちは!先日、ロッテルダム全日制日本人学校の教員2名がオランダの現地小学校、とりわけ私が関与させてもらっている公立のバイリンガル小学校の授業の視察に来られました。 この先生方2名は英語を理解し、話されることもあって、私としては通訳が必要のない状況でオランダの教室を観察してもらうことが可能であることに価値を感じました。私が授業担当の相方であるMarian(仮名)の授業を見学するのはこれで3回目です。 彼女は小6の担任でもあります。そんな彼女と一緒に授業を進めながら、そし

インターと公教育が手を取り合えるか?

こんにちは!私は今、オランダの中でもTTO(tweetalig onderwijs)に分類される、いわゆるパイロット的な小学校で英語の教員として働いています。このTTOとは"バイリンガル校"と称されることが多く、(割合は様々ですが)基本的には「オランダ語と英語」の二言語でカリキュラムを進めていくことにフォーカスしています。 「えぇ〜、二言語で教育するなんて魅力的!一石二鳥!」 と思われるかもしれませんが、"バイリンガル教育"はメリットだけではないと現場にいると強く感じます

異国で英語を教えて、日本の英語教員養成課程を考える

こんにちは!すっかり春らしくなってきました。少々花粉症気味の私ですが、日本にいる時よりはマシです。最近気づいたのは、実は「花粉」に反応しているのではないか…?!ということ。 花屋で買ってきた花が家の中で綺麗に咲けば咲くほどくしゃみが出るのです…なんとも悲しい。笑 さて、TA(teaching assistant)を務めている現地小学校の英語の授業ですが、最近は1人で授業をすることも多くなってきました。それが、絶叫するほど大変ではないにせよ、結構大変です。笑 異国の地で、

オランダの教室で英語教育を見つめると

こんにちは!日常も通常運転に戻り、私はこちらの現地小学校でTAを務める日々に戻りました。朝8時に自転車で家を出ると、辺りはこの通り。 世界一平均身長が高いと言われるオランダ人の自転車爆速通勤通学ラッシュに揉まれながら、私も自転車を漕ぎます。普通に30km/h〜40km/hで漕ぐんだからすごいですよね… プレゼント交換とアップデートから始まる朝パートナーのSanja(仮名)と久しぶりに再会してお土産を渡し、日本からのお土産を職員机に並べることから始まりました。校長室にも忘れ