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海外生活を経験した私が日本への一時帰国で感じること

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海外の暮らしに慣れてから感じる日本の学校教育や、暮らし、文化についてのまとめです
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#一時帰国

忙しすぎた日本滞在、家族ファーストではなかった自分への猛省

こんにちは!今回の日本滞在ですが、私、めちゃくちゃ忙しくしていました…7月9日に出国して8月3日に帰国したのですが、約3週間のうち京都の自宅にいたのは…4日間…? それ以外はお仕事として講演会に呼んでいただいていたり、私が個人的に会いたい方々や訪れたい学校などの視察に出かけていました。日本滞在中は私の実家にいたのですが、私の家族を含め、義則も娘の面倒をよくみてくれていたと思います。でも、やっぱり私が家にいなさすぎて義則が一言。 「ほんまに家おらんな」 いや、ほんっっっっ

利便性よりも不便性がもたらす愛おしい瞬間

娘と義則を京都に残してやってきた3泊4日の東京滞在。この猛暑の中、東京を動き回って、毎日汗だく。笑 これから京都に戻ります! 日本では「ヨーロッパは猛暑!」なんて報道されているようですが、私たちが暮らすオランダは日中でも18度とかって。笑 え、夏どこいった?爆 複雑に入り組んだ大都会で生き残れないさて、東京に着いた初日、すでにちょっとだけ帰りたくなりました。笑 東京の悪口とかそういうことではなく、私はここでは生き残れる気がしない。この大都会に暮らせば慣れると言われればそうな

「消費行動」に忙しい日本?

こんにちは!先週の火曜日に帰国してから数日経ち、やっと時差ぼけが解消されそうな1週間を過ごしてきました。日本では晴天続きだったのですが、この季節のオランダはやはり日本ほど天候も良くありません…泣 日の出も9時近く、夕方は17時頃に暗くなります。「太陽が恋しい!」と叫んでも意味はなく…当然ながらこの国ではこの国なりの暮らしに慣れるしかありません。 さて、日本で約3週間過ごして感じたのは、人々の消費行動の強さでした。年末年始ということもあってバーゲン祭り!…というのは理解でき

日本で体験した変なこと -私を非常識と呼んだおじさん編-

2年ぶりの日本で約3週間滞在しましたが、その間にいくつか変な体験をしました。今回はその1つ。私に対して非常識だとおっしゃってくださったおじさんについてです。ご興味がある方はお読みください。笑 コロナ感染者数がうなぎのぼり(だったらしい)日本私たちが帰国した時、日本ではコロナの感染者数がうなぎのぼりでした。私たち家族は一度もワクチン接種をしていないため、日本への帰国はある一定のリスクを含みます。ただ、過去に罹患したことを思い出せば「まぁあれくらいで済めば問題ないか」という感じ

2/18 麹町中学校視察①

今回の一時帰国で1番楽しみにしていたのは、麹町中学校の学校視察に参加することでした。(日本食を食べまくる以外に) 麹町中学校と工藤勇一先生の存在については、オランダにいた頃に「カンブリア宮殿」という番組を観たこと、そして工藤先生の本を読ませていただいたことで知りました。 「この人だ!!!」と直感的に感じ。 すぐにオランダから手紙を書きました。直筆でA4、3枚のラブレターです。笑 これまで私が教育現場で感じてきたこと 教師を辞めてオランダに移住したこと そして最後に「一時

2/18 麹町中学校視察②

東京に住む人たちに麹町中学校の話をすると、時にこう言う人がいます。 「あそこは立地が良いから、良い生徒が集まるんだよ」 実際に私が麹町中学校の話をすると数名の方がそうおっしゃっていました。 「立地がいい」 残念ながら、日本の場合、周辺地域の生活水準や世帯収入が教育に大きく関わっていることは確かです。これは、近年、オランダでも囁かれています。 つまり、地域格差や経済格差が教育格差につながっているということです。 しかし、マイクを取り、話し始めた工藤先生は冒頭からこの話題