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本流ベイトロッド考察

土曜日の午後、時間ができたので近所を散歩。
Bialystocksのニューアルバム、Songs for the Cryptidsを聴きながら物思いに耽る。
綾瀬はるかさん主演の映画『ルート29』の主題歌でもあるMirrorという曲が晴れた日の散歩にぴったりでリピート。
気づくと風景と音楽がリンクする瞬間を探してる気がする。

今週は去年応募した黒部川さくらます漁の抽選結果発表があった。抽選結果が気になって仕事中もそわそわしていた。

結果は落選。

まあ期待してなかったからショックでもないけど、今年の応募総数を見てビックリ。

遊漁: 522名

令和7年さくらます漁 申し込み結果について

522名って過去最高じゃないか?
去年までの当選者を見ていたら茨城の人があまりいなかったので、茨城県民の私にはチャンスが…なんて思っていたのも事実。現実は甘くない。
また来年応募してみよう。

そんな感じで黒部川への妄想が膨らんでいたときに改めて本流ルアーフィッシングのタックルは何がベストなのか考えていた。私は子供の頃からベイトリールオンリーなので、今も変わらずベイトリールしか使っていない。ベイトリールが造形として好きだし、使用感もスピニングより圧倒的に好きだからだ。

ベイトリールは丸型しか使わないから迷うことがないけど、ロッドはすごい悩む。スピニングのロッドと比べると選択肢は少ないけど、それでも大手からインディーズのメーカーまで選択肢は色々ある。私は本流域でシーバス、トラウト、スモールマウスバスをメインに釣りをしているが、できれば1本でなんでも対応できるバーサタイルなロッドがベスト。普段はジャンル関係なく色々なロッドを見ているけど、ストレートコルクグリップのトラウトロッドが好きなので、最終的にトラウトロッドばかりになっている。

ということでいま使っているロッドも含め、気になる本流ベイトロッドまとめてみる。

【ソウルズ 】エクスプローラー TF-EA86HC-TZ

去年購入したソウルズのロングベイトロッド。メーカーサイドがやる気がないのか、放っておいても売れるからなのかインプレ0、お値段も深呼吸が必要だし普通なら買わない(笑)10万近くするロッドを実物見ずに買って失敗した時のダメージがデカすぎる。運よくタックルベリーで新古品が半額で売ってたので購入してみた。まず手に取って驚いたのが重さ。8.6フィートあるけど重量が130gほどしかなくてめちゃくちゃ軽いのだ。そして感度の良さ。このロッドのおかげで手元に伝わる情報量が増えた。トラウトはもちろんシーバスやバスにも問題ないし、トップウォーターのドッグウォークなんかも問題なくできる。まだ本格的に使ってないから今年は使い込みたい。

【Lime Country and Streams】Malibu Classic MCB-703M MINUS

アブのアンバサダーに合うようにデザインされた本流トラウト向けのベイトロッド。いいなーと思うロッドはやっぱりトラウトロッドなんだよなあ。ライムカントリーってメーカーは失礼ながら知らなかった。Wild1でたまたま見かけて気になっていた1本。これも高いけど、この辺のインディーズメーカーは生産数が少ないし、細部も凝ってたりするから高額になるのは仕方ないのだろう。個人的にはアンバサダーもいいけど、津波ルアーズのソニックマスターあたりをつけたらめちゃ似合いそうなだなあと。ルアーも5gから20gまで使えるから何にでも使えそう。気になってるけど、インプレ0だから買いたくても買えない1本。メーカーさん、お願いだからインプレ動画作ってください…

【M AIRE】正影グラス MG-80MC T2-LRV-トルザイト

プラッキングの鬼・正影雅樹氏プロデュースのグラスロッド。これもデスクリサーチしてたらデザインが気になって目に止まった1本。正影さんは尊敬するアングラーの1人だし、一度は使ってみたいロッドなんだけど、置いてあるお店は限られるしネットでも売り切れていて手に入らない(笑)グラスロッドってダルいイメージがあるけど、新素材でできているらしくダルさは皆無らしい。そりゃバスのトップウォーターをやるならいいけど、本流で普通のグラスロッドなんてダルくて使い物にならないよなあ。たまにタックルベリーやメルカリで安く売ってたりするし、機会があれば使ってみたい1本。

【天龍】スワット SWAT 842B-ML/M

天龍が手がけるシーバスロッド。テスターの関川誠さんと中野慶一さんが開発に携わっていているので、機能は間違いないだろう。このロッド、使えるルアーウエイトが7〜60gあたりまで使えるので、小型のルアーから2ozクラスのビッグベイトまで問題なく使える。かつ重量が129gなので、めちゃ軽い。よくロングロッドは重量よりバランスなんて言われているけど、丸一日振り続けるとなると話は別だ。150g超えてくるロッドを1〜2時間振り続けるとけっこう疲れた記憶がある。軽さは正義だ。デザインが正統派すぎて好きじゃないけど、軽さと扱えるルアーウエイトが非常に魅力的な1本。これもシーバスだけじゃなくて何にでも使える1本だと思う。

【ティムコ】フェンウィック GFS73CML-5J キラークイーン

まずデザインがカッコいい。フェンウィックらしいオーセンティックかつ、トラディショナルなデザイン。メーカーの説明に、

アンバサダー2500Cなどのリールに、PE0.8~1号にショックリーダーを組んだセッティングが最適です。

GFS73CML-5J "Killer Queen" - ルアーフィッシング

とあるように丸型リールにベストマッチ。カルコン100とかシャローエディションにもめちゃ合うと思う。そしてパックロッドなので、持ち運びもしやすいし7フィート台のロッドにしては色々便利な一本だ。今年このモデルの8フィートモデルも出るみたいだけど、こちらはちょっと重そうなので、このロッドの方が使い勝手が良さそう。ただ扱えるラインが8-12lbとなっていてもう少し太糸使えないのかな?と思っていた。インプレされてたYoutuberの方に質問してみたらPE3.0号+ナイロン25ポンドあたりも問題なく使えるらしい。(テストまでしていただいて感謝しかない)
バットもパワーあるし、トラウトにもシーバスにも何にでも使えそう。

【TULALA】Harmonix Corona75 MLTC-HX

少し前に発売されたツララの本流トラウト向けベイトロッド。

コローナ75MLTC-HXはその中でもダッシュ、ジャンプを繰り返すレインボー、中でも60センチを超える大型レインボートラウトをメインターゲットとして照準を合わせ、ハイエンドシリーズにて開発を進めていました。
中・本流の、特に大型のレインボートラウトと渡り合う7フィート代のベイトロッドがどうしても必要であったこと、そこから40〜50センチのトラウトも楽しめるベイトロッドを、と設計していきました。

主軸となるコンセプトは以下の3つ
・大型レインボーの猛烈なダッシュに耐える事ができる粘り
・ジャンプ中の首振りにも耐えられる追従性
・ピン撃ち性能

とあるように大型トラウトを想定しているようだ。落ち着いたカラーリングにルアーウエイトも4~28gと幅広くカルコンのシャローエディションあたりを組み合わせれば色々楽しめそう。レングスの割にちょっと重いけど、どうなんだろ。ツララのロッドは全体的に重いから敬遠してたけど、デザインが好きな感じだから実物を見てみたい。

【Fishman】Beams LOWER7.3L

去年最も使ったもはや相棒ともいうべきロッド。これでランカーサイズのシーバスとスモールマウスバスを釣ることができた。ティップがLでダルダルなんだけど、キャストすると恐ろしいほどシャキッとしていて無茶苦茶使いやすい。手に取ったときは「柔らかすぎだろ…こんなのでかい魚かかったら折れるでしょ」ってのが本音。でも実際にでかい魚がかかったらそんな不安も吹っ飛んだ。ティップは魚に追従し、バットはしっかり耐えてくれる。これは安物のLクラスのロッドとは明らかに違うところ。ミノーのトゥイッチやトップウォーターのドッグウォークもめちゃやりやすいし、ピン撃ちも遠投もできるオールマイティな1 本。実はこのロッドを買う前にLOWER8.6Lを使っていたけど、こちらもキャストフィールはめちゃくちゃ気持ちいい一方で重すぎてダメだった。LOWER7.3は軽いので本流で丸一日投げ倒すならLOWER7.3の方がオススメ。

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