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Boris Mikhailov の写真展 at C/O Berlin

相変わらず曇りで淀んだ天気だけど、気温は低くなかったので急にうずうずしてとりあえず少し外出する事にした。今日は前から気になっていたC/O Berlinという写真ギャラリーへ出向いた。
値段は€10で、平日のためギャラリーは閑散としていた。そのせいかわからないけど、あまり堅苦しい雰囲気が無く、コンビニとか本屋に入るように気構えずに入館できる、とてもカジュアルな印象だった。
このウクライナ人のBoris Mikhailovという写真家の作品がメインで展示されていて、息をのむような写真たちが壁にひっきりなしに飾られていた。
旧ソビエト時代(か崩壊後かは忘れた)に貧困にあえぐ市井の人々のドキュメンタリーの様な写真は、よくある「物で溢れるているよりも貧しい時代の方が心が豊かで、人と人との繋がりが大事でどうたらこうたら」みたいな美化が一切無かった。
写真の大多数は、真冬にばあさんが全裸でこちらを睨んでいたり、8歳くらいの男の子たちがスパスパ喫煙していたり、歯がないおじさんが雄叫びしていたり、高齢の女性のシャワーシーンなど目が釘付けになる様な物ばかりだった。
Borisがこういったシーンに属していたかは定かじゃないけど、別にモデルでもない普通の人のこういう生々しい写真撮らせてもらえるって、凄いなあとぼんやり思った。ほとんどが人物写真だったけど、たまに背景ががっつり映った写真がもの哀しい雰囲気を出していて素敵だった。被写体に絵の具を塗ったモノクロ写真やコラージュも、鬱っぽさと絞り出した陽気さが混じり合っていて良かった。

あと

同じフロアにホルマリン漬けが展示してあって、目がしぱしぱになるほど観入ってしまった。人間の体ってこんなんなんだ・・。ジャーキーとかフォアグラとか白子とかと変わらないじゃん・・。

グロいものを見ても食欲は衰える事なくそのあとはテイクアウトでシャワルマを爆食いして昼寝した。😋


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