聖者、サテイア サイババの忘れられない、少女のように純粋な エネルギー



ここ数日、既に亡くなっている、南インドの聖者、サテイア  サイババ氏のことを、思い出している。 20年前に、一度、南インドで、彼の礼拝 を受けた事がある。


そのときの、スワミの動き方は、、美しく、動く動作も、ゆったりと優雅で、 映画の中の映像のようだった。 随分前だが、 その時の、光景は、 今も、鮮やかに 蘇ってくる。


 私は、2月の、シヴァ神のお祭りの、シヴァラトーリに合わせて、南インドを訪れた。

私は、サテイア 、サイババ氏の 信者ではなかったが、この世に、聖者と言われている方が 存在するなら、一度、その姿を、見たい、と思ったのだ。


お祭りの期間、何千人、何万人かわからないくらい、大勢の信者が、プッタパルテイ という小さな村を 訪れていた。


そこに、寺院(アシュラム)があり、毎朝、多くの人を、サイババ氏が祝福する、ダルシャンという儀式が 行われる。


早朝から、なるべく 先頭に近い場所に、座るため、多くの人が 列をなす。 

でも、必ずしも、早く行けば、一番いい席に 座れるわけでもなく、自分の ダルシャンラインの、先頭の人が 引く くじ引き運 次第なのだ。


私の列の 先頭の人が 3番を引いた事で、 前から、3番目という、ほぼ、3メートル以内で サイババ氏を眺められるという 幸運に預かった。


長い時間、スワミの登場を待った後、 ゆっくり、壇上へと現れた、その聖人の姿は、とても、清らかな少女のような 軽やかな エネルギーだった。


身体も大きく、いかつい顔をしているのが、不似合いな、とても、優しい 慈悲のエネルギーが、周りに、放たれていた。

その瞬間、彼の放っていた、周波数と、私の中の周波数が 化学反応を起こし、何かが生まれたのだ。

その時は その自覚が全くなかったが、 その日を拠点にして、 今に至る20年間、 私は肉類を食べる事が できなくなってしまった。


意志を持ってそうなった、というより、私の中のシステムが 変容して、食べられなくなった、と言った方が 近いと思う。

聖なる方は、サトイックダイエットと言って、菜食主義の食生活を 勧めていたが、私は、なりたいけれど、無理だろうな、と、長い間 諦めていた。


NYの親友が ヴェジタリアンだったので  私も、そうなりたいと いう願望があったのだ。

世の中には、不思議な事が起こるもので、 人生を変えていくのは、すべて 人との出会いだと思っている。

人が人と出会う時、そして、それがとても、特別な関係性 を持つ場合、見えない次元で、 何かが スパークし、 変容を始める。


目に見えない、領域で。


そのスパークが熱量を伴い、 強烈な波動で 振動すると、それぞれの、人生が変わり始める。


そのような、衝撃的な瞬間こそ、時間が止まった、永遠の物語になる。

私の人生の中で、聖人との出会いは、 瞬間だったけれど、 このように、永遠に、私を変容させてくれた。


今思い出しても、ずっとその エネルギーの中に いたいと 思うほど、 心地よく、暖かく、ピュアな体感であり、

もちろん、私の人生のジャーニーを、良き方向に、今も導いてくれている。
 

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