子育てと生活「大きな変化の時のほんの小さな行動」
世界が大きな変化の時、
たくさんの、様々な、そして複雑な想いを胸に生活していることと思います。
この時期、たくさんの事を考え、感じていると思うのですが、
病気の数が増えると同時に、一方では大気汚染が大幅に、過去に例を見ないほどに激減している(改善されている)そうです。CNN NEWSより
5歳であまり難しい言葉は分からない息子なので
「なぜマスクをしなくてはいけないのか?」の問いに対して一瞬、困りました。
そして、
「コロナウィルス、という名前の病気が流行っているんだよ」
「沢山のひとたちが亡くなっているんだよ、死んじゃってるの。。」
と伝えた。そして
「お母さんはね、地球が怒ってるような気がするんだ」
と自分の想いのひとつを話したのです。
「地球がこれ以上怒らないために、何か出来ることをやろうね」
と、自分をプロテクトするための「手洗い」「うがい」「マスク」周りの人を不快にさせないために「今はハイタッチしちゃダメ」という事とともに、
当たり前すぎて恥ずかしい事かも知れないけど、
ゴミの分別やリサイクルについて、お買い物の時に袋を持っていくことについて話しました。
食品トレーは私の住まいの近くでは色分けにする。なので透明トレーと色つきトレーを分ける作業は息子にさせています。
同じように、稀にしか購入しないペットボトルだけど、そんな時には息子にラベル剥がしとキャップ捨て、リサイクル箱へ入れる一連の作業をさせています。
女性はもう、お買い物の時に「袋は大丈夫です」というセリフが板についている人がほとんどだと思うけれど、うちの心優しい主人ですら、そのセリフに不慣れ、、、。
毎年のように行くロンドンでは、かなり前からスーパーでのお買い物にレジ袋は有料。それが故に少しだけ意識が高いと思う。
どうか男性の方々は、この機会に、未来に向けて何か始められる事はないのかを考えてぜひ実行して欲しいな、などと強く思うのでした。
我が家では普段、朝食はお肉無し、魚無しの菜食にしていたりします。
そのうち、選ぶ食べ物の地球への影響のことも男の子たちに伝えていきたいです。
こども達の、この罪のない、素晴らしく美しい澄んだ笑顔を守ってやりたい。
忙しい毎日で「出来ることしか出来ない」けれど、311の時に思ったこと、今回思ったこと、小さな事の実行で充分なんじゃないかと思うんです。
ファッションブランドのヴァレンティノさんは100億ユーロを今回のウィルスの緊急対策費に寄付したそうですが、(←APALOGさんでも詳しく読めます)
私たちにとって、団体でなく「ひとり」として、出来ることを続けていけたら、
ほんの少しずつでもきっと必ず効果が出ると信じています。
毎日毎日、ひとときでも頭から離れないニュースのこと。
心配に心配を重ねて「今ある日常」を「自分の感情」に侵略されてしまうより、
「自分の視点」を少し意識的にコントロールして用心して見守り、祈り、そしてささやかでも小さな幸せを感じて生きることはとても大切なんじゃないかな、と思って生活しています。
「考え」続けることより、一度考えるのをストップして、その時点で出来ることを「行う」方がよいときが有る。(←これは私のYOGAの先生からの言葉をヒントに思った事だけれど、あらゆる問題、心配事、考え事に結びつくと思っています。)
(私の出来ることは大した事でなくて申し訳ないけど。)
今日、桜がとてもきれいでした。強くしなやかに在れたら、と感じました。
一刻もはやく、世界に日常が戻ります様に。