保険業界も判定と配慮。重箱の隅下よりも新たな挑戦を。
オリンピックが盛り上がっていますね。
テロが起きて電車止まってうんざりとか
開会式が土砂降りで本当に川の大腸菌大丈夫かとか
開会式の内容が内容でスポンサーが降りたりとか。
多様性だからこういう論争が起きるところは平常運転でしょう。
昨日も柔道で2つの対照的な事例が。
一つは永山選手VSガルリゴスの
”待て”の声が聞こえてなお締め込まれた件。
「柔道はルール破った人が得するスポーツなの?」
とはSNSの声のようですが、審判が判断する以上、文句なく一本を取るか(いや、10点?)働きかけて審判のレベル上げをしていくのを柔道の協会はしていかなければならないと思っています。
もう一つは金メダルを獲得した阿部一二三選手の相手選手への腕の件。
これを"勝つための技術"なのか"相手への怪我への配慮"なのかを判断する能力を(高校時代に体育でのみ、柔道着を持っているだけの)私は持ち合わせておりません。
さて、話を変えて保険業界に移しますと、昨今の事件も含め、保険業界のルールもどんどんと強化されていっております。
ルールが厳しくなりそうですが判定が曖昧になりそう。
昨年11月に成立した改正金融サービス提供法の適用をどんどん進めるということですが(何それ?の人はこの下のリンクからぜひご覧ください)
ここである課題が…それは
顧客の最善の利益とは何か?
ということです。
保険代理店、募集人からしてみると、もし同じ機能、同じ要件、同じ保障範囲であれば価格が安い保険商品が一番いいのか、それとも一番解約返戻金が貯まる率/額が良いものがいいのか?などより個々の意向を詳細にとっておく必要があります。病歴などに応じて条件も変わるので、機微情報とセットで記述する必要があるとするとそれは…他にもありますが割愛…
もう一点は保険会社の商品はほぼ比較できないくらい複雑になっていく可能性が高まる気がします。
多様化が進むということはその多様な分だけニーズが存在するはずで、そなると今後圧倒的に複数の保険商品を複数で検討して…が顧客の負担になり金なさそうな事態にも発展するかも…
保険代理店は保険会社の代理として顧客に接している。一方保険ブローカーはベストアドバイス義務を負い、顧客の代理として保険会社に接している。この2つを一緒にするのは果たして…
個人的に言いたいこと
・代理店(Agent)と仲立人(Broker)は違う。遂行を実現するには仲立人を増やすべし。
・仲立人のビジネスモデルは日本は未発達。早急に議論を進めるべし。(特に生保)
・一般消費者も代理店と仲立人の違いをしっかりと理解すべし。
・保険購買者である企業はもちろん個人も目利きが必要。代理店と仲立人のメリットデメリットが存在する。しっかりと理解した上で自社の中でも目利きが必要であるし、セキュリティ、ガバナンス、リスク、コンプライアンスなど幅広い知識が必要になる。不断の努力が必要だと考える。
です。供給側の業者だけを締め付けるだけではなく、需要側の意識、行動の変化も必要になってくる局面かと思いますので今後とも保険業界はどんどん新たな動きに対応、挑戦していかないといけないですね!
hokanも新たな挑戦を行なっています!
我々と一緒に保険業界をアップデート、アップグレードしていきましょう!