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大好きな漫画
子供の頃や学生の頃
何度も読み返すくらい好きな漫画は
どんな漫画でしたか?
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私は
学生時代から連載が終わるまで
ずっと読み続けていた漫画があります。
逢坂みえこ 著 「永遠の野原」です。
登場人物は
姉は売れない小説家
弟は悩み多き高校生
飼い犬1匹
事情があって2人と1匹で暮らしている。
姉も弟も
自分のやりたいことや生き方に自信が持てず
悩みながら考え、成長しながら生きていく
…といったストーリーです。
姉の「一姫」は
自分の書く小説に自信がなくて
恋人に
2人の日常を小説のネタにしたことを
悲しいと言われて落ち込んだりします。
また
近所の人に
「フィクションの夢物語、現実逃避しないで
実益のあるものにしたほうがいい」
と小説の内容を意見されて
「フィクションだって現実を写す鑑だ!」
と地団駄を踏みます。
一姫は小説家先生だけど
小さいことを気にする人間臭さなども
丁寧に描いてあります。
一姫のこと、好きになりました。
弟の「二太郎」は
好きになった女の子と付き合うことになるものの
やがて彼女が自分の親友のことを好きになり
親友とも気まずくなってしまう。
また、自分の将来や進路が決められず悩みます。
二太郎は
実は、親友のことを密かに
かっこ良くて存在感があることを
羨ましいと思っている。
(だから彼女が親友のことを好きになり
余計にショックだった)
なつかない飼い犬を必死に手なづけようと
犬の毛布を隠したりと必死になる。
人間てこういうところあるよね、って
思っちゃう。
どうすることも出来ないけど
頑張れ二太郎、男として成長してがんばれ!と
応援したくなります。
飼い犬の「ミカン」は
前の飼い主達にたらい回しにされ
性格がひねくれてしまった犬です。
だけど、2人と暮らすうちに
「家族」になっていく様子が描かれています。
2人を守ろうとして
苦情を言ってきた近所の人を威嚇したり
普段は一緒に寝ないのに
具合が悪いときは傍にいてくれる。
主人公達のほかの登場人物も
精いっぱい生きている姿が描かれ
応援したくなります。
そして私は
姉の「一姫」が書く
小説のなかの一節が好きで
忘れないように
手帳のなかに書き留めてあります!
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昔から いとしいものは いつも役立たず
ポケットに集めて叱られた 幼い頃の宝物
時間を忘れて 朝まで読んだ 試験に出ない本
見つめるだけの 想い人
なかなか会えない 恋人
なんにもしないで 世話だけかかる犬
食えない花
とどかない星
朝になれば 消える夢
だけどいいの 愛しいものは 多いほうがいいの
あなたたちに かこまれて
わたしは こんなに 優しくなれる
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読んだあと、優しい気持ちになれる
そんな漫画です。
最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。