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伝えることの大切さ

今日はオンディマンドで「まき寿司教室」を行いました。
30代の地元の夫婦とその友人たち。スペイン、アルゼンチンから夏の間、この街に来ている人たちです。

みんな集まり、最初に、「あなたにとっての寿司ってどんなの?」と投げかけてみると、
「黒い海苔でご飯が巻いてあるもの」と言うのが第一声。

そうですよね。最近アメリカ、特にカリフォルニアでは、ベジタリアンも多いこともあり、太巻きのような巻物を Sushi と言う人が多いのです。
それは間違いではないけれど、日本人がSushiとして思い浮かべるのは、「生の魚がのっかってる握り寿司」が寿司であり、太巻きは太巻き。。と伝えました。


いただきまーす

それから、寿司の歴史。成り立ち。酢飯の話。酢と砂糖の役割。
(ここで私が伝えたことは後ほど書くとして。。。)

米の話へと
日本人にとって「米」は大切なもの。
昔は、米粒一粒に7人の神様(七福神)がついているのだから、粗末にしてはいけない、お茶碗の米つぶ、最後の一つまで食べるように教わった、と話をしました。
あ、それから、我が家では、7人の神様と私、合わせて8人ついてるからね!!残さず、こぼさず、丁寧に一粒、一粒扱ってね、と加えました。


出来上がったお寿司はそれぞれそれぞれ名前をかいて

その結果は歴然。
若者たちは、米粒をテーブルや床に落とすことなく、丁寧に扱い、巻いていきました。
ちょっぴり緊張していた一人が、お箸で海苔にご飯を乗せ始めました。そしたらみんな後へ続けと、みんな、丁寧に酢飯を箸で広げていきました。
(お箸でのせたら、必然的に丁寧になるわね、と思ってみていました)

今日のお寿司は半分のミニサイズにしたので、お箸でも楽にできたということもありますが。。。

私のサンプル


大体出来上がったところで、一旦テーブルを片付け、今度は盛り付け。
そして、いただきますと手を合わせ、みんなで会食。

美味しいお寿司だけではなく、いろんな話が聞けてよかった。たくさんの学びをありがとう! と、嬉しい感想をもらい、私も大満足。
気持ちの良いレッスンとなりました。

もちろんランチの後は、プールで泳いで、楽しんでもらった山の一日でした。

異文化、食べ物に対する考え方も違えば、思いも違う。
食べると言う行為から、歴史、文化、マナーに触れ、暮らしや生き方がそこにはあると体験してもらえると感じます。
そして、きちんと伝えるために、私の方も経験だけ話すのではなく、
学びを深め、伝えて行くことが大切だと痛感しました。

今、私が学んでいる、食学、Food Studies がそれそのものです。
Japan Food Studies College  世の中には知らないことがたくさんあり、知っていると思っていたことでも、実はもっと深かった。
そんな深掘りを、謎解きを今、日々楽しくやっています。
興味がある方はぜひクリックしてみてください。

「食」って深いですね。美味しいし。。。


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