Legitワンマン雑雑備忘録
2024年8月5日のCyberAgent Legitワンマンライブについて見て感じたことをとりあえず文字に残しておきたい一心で書いています。
身のあることは何も書かれていません!
たびたび言ってることなのですが、いろんなものを生で観たり聴いたりするのをやめられないのは、自分の中に圧倒されたいという強い欲があって、それを満たしたいというのがあるからで、ジャンルやタイプややり方はまったく問わずにその都度自分を圧倒し尽くしてくれるものに夢中なる傾向があります。
今まで好きになってきた人やものたちもみんな何かしらで「圧倒してくれる」「想像のはるか上を行ってくれる」「見たことない景色を見せてくれる」という人たちなので、キャラクターとかに一貫性があまりないです。共通の特徴とかそういうのがあんまない。唯一あるのはロングコート着てる人が好き、くらい。なにそれ。
そういう、圧倒してくれる対象の中に、少し前からいるのがTAKUMIさんとCyberAgent Legitであったり、桑原巧光さんとTHE JET BOY BANGERZであったりします。
Legitのワンマンライブ、ありがたいことに比較的ステージに近い位置で観られて本当に嬉しかったです。ダンスはやっぱり距離が近い方が情報量が増えて受け取れるものも増えると思っているので、できることなら近くで且つ視界良好で観たい。すごく当たり前のことを言っている。
狙ったわけでもないけれど、ライブ始まったと同時に昨年のワンマンライブもほぼ同じ角度で見てたなーと思い出していた。たまたまだけれど、自分的にはすごく帰ってきた感を得てしまって面白かった。前回のワンマンがあまりにも楽しかったから、今回のワンマンもずっと待ち遠しかったです。
冒頭がThe Rivalsで、もう爆上がりも爆上がり、23-24シーズンで1、2を争うくらい好きな作品で動画もめちゃくちゃ見倒していたので、目の前であれを再び生で観られることが本当に僥倖でしかなかったです。
あの作品の熱量を肌で感じられることも嬉しかったし、その上で、ワンマンライブでの空気感も重なって、とんでもないスキルと構成で作られていながら、踊る側の楽しさの波動が増していて、あれはなんだろうか、ちょっと奇跡的にも思えるような、とんでもない空間になっていた。
The Rivalsというタイトルどおり、チームでありながらライバルでもあるという作品なので、あれだけ塊としての強さを感じながら個がはちゃめちゃに発揮される(されないと意味がない)構成で、それが成立しているのがこの作品のすごい魅力だと思っています。その魅力が最大限に発揮されたからこそ、DリーグではKD相手に勝利を収めることができたのだと思うのですが、ワンマンライブという場で披露されたこの作品は、それだけに留まっていないように思えました。
あれだけ間をおかずにあらゆるスキルが詰め込まれた作品の中で、踊っている皆さんが時折アイコンタクトをしてめちゃくちゃ笑顔になっていたんですよ。あんなにゴリゴリに踊りながら、あんなに楽しそうに笑い合うことができるんだというのも驚きなのですが、なんだかその様子があまりにも眩くて、大袈裟かもしれないのですが、The Rivalsという作品の本質を見たような気がました。
戦いながら楽しみながらあのチームで踊るからこそのあの場の空気、作品が持つとんでもない熱量と踊る人たちの満開の多幸感が合わさって、あまり感じたことのないような凄い空気だったんです。生半可な力では生み出せない、本当に奇跡的な空間に見えました。
前半で巧光くんが本当に本当に楽しそうに踊っていたんですよ。他の皆さんと顔を合わせたりちょっとすれ違いざまにアイコンタクトして笑っていて、それに思い切り食らってしまった。The Rivalsの本質ってこういうことかもしれない、ただお互いを高め合うとかに留まらない、その先にチームの輪があって愛を感じるということかもしれない。ダンスの愉悦と超絶技巧がこんなにも美しく両立して共存することができるなんて。
凄すぎる、と思っていたら、後半のソロでとんでもない空間を作り出されて見てる側はまたぶん殴られる。音が見える、音が作る振動の波がこの人の体を通して見える、と改めて思っていました。音の具現化をなし得る人の力は本当にとんでもない。
終盤、陣形がぱっと開いたときに客席の方を見た巧光くんが、また凄い笑顔になったのを見てしまって、うわー、と馬鹿みたいに思ったのを覚えています。本当に本当に嬉しそうに笑ったんですよ。私の幻覚でなければ。
この一連ですでに目も当てられないくらい泣いていた。圧倒されすぎるとなぜか涙が出るという仕様なので仕方がないです。感動ももちろんあるのだけれど、とにかく筆舌に尽くしがたい凄いものを浴びた、と思ってばかほど泣いた。この場でこれをこの目で見られたことを本当によかったと思えたし、ずっとこの瞬間にいたいなあとも思った。ワンマンの冒頭でこれはなかなか重症。
ワンマンライブ、ずっと楽しかったので本当に凄かった。全部よかったのは大前提なのだけど、見ていた場所的に、Surface Manが見られたのが最高でした。ちょうどソファーが目の前で、冒頭の4人のダンスがすぐそこで表情まで細部に見ることができたのが本当に最高。やっぱり冒頭の、ゆるりと怠惰な動きを異様なスキルで踊っているの凄すぎたし、それがあの秀逸なアクティングと一緒に成立させられるのって本当にどうなってるんだろうという感じ。
踊り続けているわけではなくて、途中で観られた企画も映像やセットがしっかりあって、きちんと考え抜かれて見せてくれたものだと分かったし、純粋に面白く見られてLegitの皆さんの立ち振る舞いもそれぞれキャラクターが見えて素敵だった。
後から聞いたら企画内容もメンバーが関わっていて、動画もKAI→さんが作られていたとかで、本当に文字通りチームみんなで作り上げていたのだなあと。
AYUNAちゃんがセンブリ茶をおいしく飲めてしまうことはLegitをよく知るお客さんはきっと知っていて、だからこそAYUNAちゃんと地獄さんのコンビが対決負けてしまってセンブリ茶を飲む羽目になった流れは本当にミラクルで最高だった! やっぱセンブリ茶をぐいっと飲んでおいしい!って笑顔を見せてくれるAYUNAちゃんて最高に元気になるし、横でうえーってなっちゃうキュートな地獄さんとの対比も楽しすぎたし。
そもそも理不尽ダービーの映像が良すぎましたよね。あれずっと見ていられる、データください言い値で買います。
反復横跳びで淡々と一定のリズムと変わらない表情で飛び続けるATOさんとか、フロアに入っちゃうSHOSEIさんとか、幅を測るTAKUMIさんとか全部良すぎたし、おにぎりとお茶早食い早飲みのやつに至ってはTAKUMIさんの「お茶一気飲み→スマホを取り出し何かを見ている→おにぎりを撮影する→ひとくち食べておいしさに感動する→感動のあまりさらにおにぎりを撮影する」の一連本当に笑っちゃって目が離せなかった。あの人踊ってるときとちゃんとMCしてる時以外ずっとボケ続けてましたね。動画の最初のスン…て顔の時点でボケる気満々だったんだろうなと思うと良すぎ。
そういう、ダンスとは別のいろんな場面でも、本当に楽しくて芸達者な皆さんの一面をたくさん見られてファンとしては嬉しかった。途中で思ったんですよね、これ本当にLegitのことが好きな人たちが見たいものを見せてくれてるなあって。
DOZO DOMOの流れ?で客側を巻き込んで大きな風船を投げ込んで遊んだり、Abemaくんのサイン入りマスコットを投げ入れたり、KAI→さんが球技下手すぎて投げたマスコットが真横に飛んでいったり(軌道がよく見える位置にいたけれど、よく見ていてもなんであんなことになったのが不思議すぎる)もちろんそれぞれの新作のショーケースも、本当に暖かく明るいLegitらしいホスピタリティに溢れかえっていて、大好きだなあと思いました。
Dリーグで勝つことを命題として作られた作品と、この日のために生まれたショーケース、色合いは全部違うのだけれど、どれも共通してLegitというチームの人たちだからこそ生み出せる根っこの明るさ楽しさワクワクというものがあって、この人たちが一緒に踊っていればそれはもうLegitの世界になるのだと感じて、そんな領域に至るまでに一体どれほどの時間を費やしてきたのかと考えると本当に途方もないなと思う。
ROCK&FIRE、構成はSHOSEIさんが入っていたりして進化しているとはいえ、前回のワンマンと同じ演目が披露されたの、個人的には痺れ倒してしまったな。ROCK&FIREという作品がLegitというチームを表すのにどれほど大きなパワーを秘めているのかというのが分かる。
前述にもあるとおり、前回のワンマンと似た角度で観ることができたので、この瞬間こそ本当に感慨深かった。同じチームを追いかけていて、こんなにも景色が変わることがあるのかと。同じタイトルの作品を、前回はDリーグを戦った作品として、今回は世界を戦った作品として、たった一年を経て観るなんてことがあるんですね。こんな経験もなかなかない。Legitというチームは見たことのない景色をたくさん見せてくれるチームなのだなと改めて。
撮影可パートがThe Truthだったの、本当に本当にありがたかったです。
これこそ、CSでのあの極限まで張り詰めた状況で見たものと、ワンマンという場で見るものではまた違った感慨があって、でも作品そのものが持つ何かを掴み取るというとてつもないパワーはこれでもかと発揮されていて、凄まじくかっこよかった。
やっぱりフロアに全員が入ったときに一人立っているTAKUMIさんと、そのあとの短い時間で見る側の意識をガツンとぶん殴ってくるソロはちょっとどうかしてるくらい凄いです。
アンコール直後がTAKUMIさんのソロ→Heart Stringsという、殺す気か?というセトリなの、本当に、本当に、本当にどうにかなるかと思った。
TAKUMIさんが踊る様を見ていると、まず人体があそこまで異次元の動きができることに驚いて、それが音をあれほどに精密に表現することに驚いて、その上で自分の耳に入ってくる音がそのままあの身体で視覚化されていることに驚いて、あの身体が踊ることで初めて耳に入ってくる音があることに驚いて、音の質量とか質感とか奥行きとかそんなものが具現化されて音が動いている、見える、と感じることに驚きます。あの人が踊っているのを見ている私にこれが全部起こる。
そうした力と、この人が持っている自身のダンスを最大限に見る側に伝えきる鬼の演出力も相まって、たった一人で場を掌握するおそるべき支配力を肌で感じて、問答無用に引き込まれる。昔からこういう場に立ち会うと、稀にステージ上の世界と自分の感覚の境界線が消失するような気分になるんですけど、このソロを見ていたときもそうなりました。
見ている時点ですべてを明確に認識しているわけではなくて、あの時自分が受けた衝撃の数々を後から言語化するとこうなるのかなと思う。全部があまり身に覚えのない感覚なので毎回毎回新鮮に驚いて、新鮮に圧倒される。
好きなんですけど、多分めちゃくちゃに好きだということだと思うんですけど、なんかそんないいものでもないかもしれないとも思う。圧倒されることに対して引くほど貪欲なので、もっとください、もっと欲しいです、と毎回なります。こんなとんでもないものは他では感じられないから、得たかったらこの人をひたすら追いかけて見るしかない。そういう己の欲求に対する貪欲さを久々に感じる羽目になっている。
同時に、どう見ても整っているシルエットの美しさとか、世界観の中に溶け込むような表情だとか、秒ごとに硬軟自在の動きとか、どこまでも伸びていく視線の美しさとか、そういうものに都度自分の情緒がかき乱されるし、ダンスが凄いというのもやっぱり度を超すと笑っちゃうんですよね。そういうのもひっくるめると、これってひたすらに心惹かれるということなのだろうなー。
ずっと大袈裟な言葉ばかり綴っていて嘘くさいなあと自分でも思うけれど、でもこうだったんだよなあ。なのでしょうがないです。唯一無二の表現者の魅せる世界を凡人が言語化しようとするんだからしょうがない。こんなにも心を揺さぶるものに出会えて本当によかったね。
よく思うんですけどこの時も、一生踊っててほしいなーと思ってました。一生とかほんとおたくって身勝手なこと考えるよなーってなるけど、踊っているこの人のことずっと観たいよー!と思うと最終的にそれになってしまう。ごめんなさい、だけどもし可能であれば、少しでも長く、欲を言えば一生踊っていてほしいです。
Heart Stringsこそ、生で改めて見られて本当に嬉しかった。ソロのアプローチがDリーグの時とまたちょっと違ったような記憶で痺れました。この時でしか見られないものを、無事に見ることができたのだなあと。手振りひとつ、移動の歩み一歩にも意味があるような、あの精密で静謐な作品が、作品を通して放たれているどこか憂いのある空間が大好きです。
ワンマンで、最初とアンコールで大泣きしてたんですけど、そういえば前回のワンマンでも最初と最後で大泣きしてたなと思い出した。
前回のワンマンは、確か冒頭からReverb→TAKUMIさんのソロ(サイファーの曲で)だったので、何も心の準備ができていなかったおたくは衝撃でふっとばされて泣きましたし、最後のROCK&FIREで撮影可だったから撮影しながらやっぱり泣いてた記憶がある。
1年経っても変わらずLegitは見る側を夢中にさせてくれて、前回以上に凄いものを見せてくれて、最高の時間を与えてくれました。感謝しかない。
最後の最後、GBTで披露していたTIME×MORE THAN DIAMOND、最高最高最高でした!TIMEの前奏ってLegitが好きな人たち全員泣いちゃうと思うんですよね。
Heart Stringsの衣装で上は白Tシャツで皆さん揃えていて、白一色のLegitがTIME×MORE THAN DIAMONDを踊っているの、なんかめちゃくちゃ眩くて良かったです。
明るくて、華やかで、全員が本当にいい笑顔で踊っていて、でもそこに技巧はこれでもかと入れ込まれていて、見ていてずっとワクワクできて、観終わったときに最高の気分になれる。Legitというチームの全部が詰まっていた時間だと思いました。こういうチームだから大好きなんだよね!と思える。
文句なしに良すぎるワンマンライブでした。見に来てくれた別界隈の友達もみんな本当に楽しんでくれてよかった。話を聞くと、Surface ManとかDOZO DOMOが良かったと言っていて、Legitの良さがめちゃくちゃ伝わってる!と思えて本当に嬉しかった。
最近よく思うことなんですけど、巧光くんを好きになって巧光くんのダンスを追いかけようと思って動いていなかったら、見られていない光景を今たくさん見られてるなーと。知らない世界ばかりで、本当に刺激的で楽しい。Legitのこともこうしてたくさん知れて、こんなに好きになれて嬉しいです。
23-24シーズン、Legitのファンがシーズン通して一番楽しくて幸せな思いをしたのでは、と、それだけは今も確信を持って言えます。本当にずっと両手で抱えきれないくらいのものをたくさんもらい続けています。
23-24シーズンはこれで終わりとなってしまって、いちからずっと見続けてきたシーズンが一段落してしまうのはちょっとさみしいのだけれど、それ以上にこの先の楽しみが大きくて、相変わらずずーっとワクワクしっぱなしです。本当にありがとうございますという気持ちでいっぱい。
我ながらびっくりするくらいとりとめもないまま終わります。あの日感じたいろんなものをとりあえず形にして残しておきたかっただけなので、よしとします。
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