冬の夫婦の物語を、ふたつ投稿
今回は、まず、あまりにも小さなお話を1個です。一瞬で読み終わります。
「真白き世界」
くくく…ついに汚れた世界は消え去った。目の前は白く美しい純粋な世界。
この世で許される色は白のみ、ピュアホワイト。
一ミリの汚れも許されない。
羊の皮をかぶった闇の生き物どもよ、さあ見るがいい。
「あーほら、なんか楽しそうにそれっぽいことわめいてないで、要するにマスクしてメガネかけたらくもっちゃって前が見えないってことだよね。ほら、手を繋ぐから行きましょう」
あ、うん、ごめんね、ありがとう、僕の奥さんって優しい…。
*****終わり*****
読んでくださってありがとうございました。
こんな話あんまりだ、と思った方、もしくは、もう1個読んで見たいな、と優しい気持ちを持ってくださった方、実は今回まったく別のお話をpixivに投稿してみました。
初pixivです。
リンクを貼っておきます。よかったら読んでみてくださいね。
「わたしたちは、雪」
これは5000文字程度で、「真白き世界」とは全然テイストが違う夫婦の物語です。
今回のカバー絵はこちらです。
Snow falls in the sky