「オトナノイザカヤ中戸川」中戸川 弾さん、4月23日の答。
―お持ち帰り「オウチデ イザカヤ ナカトガワ」―
イタリア料理と和食の要素を併せ持つ「オトナノイザカヤ中戸川」と、姉妹店の和食「キガルニワショク弾」。今、二つの店が一つになって、お持ち帰り専門店「オウチデ イザカヤ ナカトガワ」になっている。みんなの「ちょっとこうしてほしい」に寛容な中戸川弾さんと、そのチームの在り方は、持ち帰りでも健在だ。
3月最終週、急ブレーキがかかった
異変を感じたのは2月後半。3名以上のグループから、キャンセルが増えていきました。3月になると事前予約はほとんどなくなって、でも、当日予約で最終的には埋まっていた感じです。
あの3連休。3月20、21、22日が大きな曲がり角だったと思います。2月のイベント自粛やテレワークが長引いて、みんな鬱々(うつうつ)としていたところに桜の開花。報道でも、気の緩んでしまった人々が街に溢れたと伝えられていましたよね。
結果、都内の感染者が一気に増えてしまった。(25日には小池都知事が「感染爆発の重大局面」とし、週末の外出自粛、平日の自宅勤務、夜間の外出自粛を要請)
その週末(27〜29日)です。お客さんの足に急ブレーキがかかったのは。本当に、当日予約もピタッと止まった。
僕らはそれまでも席間を空けてお通ししていましたが、もはやそうするまでもなく、平常時の3割くらいにまで減ってしまいました。
それでもお持ち帰りで補いながら、もう少し店を開けて様子を見ようと。
4月1日からは「オトナノイザカヤ中戸川」の隣にある姉妹店「キガルニワショク弾」を個室利用に限り、キッチンをお持ち帰り用の仕込みに使って、メニューの内容や個数も拡充。
やってみたらすぐ売り切れが出るほど好評で、おばんざいの盛り合わせを基本に、パスタとソースのセットが増え、日替わり限定品のバリエーションが増え、今も日々グレードアップしています。
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