ローカルは土の中(1) 共感
ご存知だろうか?
ローカルとグローバルは、異世界だ。
ということを。
ローカルは土の中にある。
同じ日本、同じコトバ。
お店や街で話せば、人と人はいつだって互いに楽しく会話できる。
しかし同じワードを使っていても、その意味はまったく異なる。
ロジックが違う。優先順位が違う。生態系が違う。想いとありようが違うのだ。
私自身、昔3年間鎌倉郵便局長をやり、街に友人がたくさんできた。
毎日いろんなお店で食べ、語り、いろんな街の話をした。
「ローカルをすこしは知っている」と思っていた。
その後、退職して、ローカルでパートナーと仕事をはじめた。
・・・愕然とした。
何?コレ。
意味がワカラン。
アホか・・・やっとれん・・・😭と何回思ったか、わからない。
パートナーと何度喧嘩をしたかもわからない。
「お客さんでなく、たまに付き合う人でなく。
その中の1人として向き合った、ローカル世界は全然違う・・・。」
5年経った今、
「ローカルの土の中には、この世界の秩序と論理があるのだ。」
と思っている。
あんなにアホか・・・と思えたことがいまや至極当然である。今グローバルで働く人たちの論理を聞いていると「いやあ遠い世界だねえ・・・。ボクらとは考え方が違うねえ・・・」「それじゃローカルじゃ通用しないネ。」「うまくいかないんじゃないかな〜。」と内心思う。伝わらないから、口には出さないけど。
ローカルは土の中。
グローバルからは見えない。そんな世界をちょっとだけ探検してみよう。
本日のお題は、「共感」
1 グローバル=共感なんて、口先だけさ〜。
「共感って、時代のワードで流行ってるけどさ。
正直、言ってるだけだね。俺は。
口先だけ。
ぜんぜん信じてない。」
2021年の師走。2人の忘年会で、長年の大心友@東京の企業で働くNさんがのたまわった。
わかるわ〜🤣!
そうであろう。そうであろう。
わたしも大企業に勤めてた頃、「共感?何言っとんじゃ。寝ぼけたことを・・・」
と思っていた。そんな曖昧なもので組織運営ができるわけない。企業経営とは、つまるところ、競争と利益とルールが根っこだ。
共感?
心優しき人々の、妄想と幻想だね。
2 ローカル=共感に、本気である。
しかし、今やローカルに生きる個であるオイラ。
ボクらにとって
共感ほど、大事なものはない。
どうして?
私が生きているのが【ローカルの個の集まりの世界】だからだ。
ここに組織はない。
明文化されたルールも、雇用契約も、定期給与もない。
つまり、人が人を縛るものが何もないのだ。
組織ではないので、イヤになったらいつでも離れられる。
自分がイヤだなあ・・・と思ったものを続ける理由がない。
そんな自由な基本構造がある。
もちろん、一人ではできないことも沢山ある。
世の中には、人とつながらないとできないことが沢山ある。
そんなとき
個と個をつなぐのが「共感」なのだ。
共感が合わない人や場所とは、お互い長くいられない。
価値観が違うと、同じプロジェクトをやっても意見が割れる。
時間がかかる。面倒くさい。納得できない。
・・・1回2回はよくても、結局のところ、長続きしない。
Q:じゃあ、組織にすればいいじゃない?
いや・・・みんな組織に所属したくなんか、ないんですよ・・・。
組織に所属しろと言われたら、裸足で逃げ出す人たちが、たくさんいます。
個人事業主もそう。主婦もそう。
長年組織で働いてきて、退職してまで組織に所属したくない人もいる。今の時代だと、組織で働いている人で副業禁止によって、ローカル活動で別の組織に所属することが物理的に不可能な方もいますし。
Q:ひっしーは?
A :オイラも、裸足で逃げ出します〜笑笑
も〜組織に所属して働くのはヤだ。お腹いっぱい。
(あの頃、あんなに組織でガンバッテイタノニネ。)
この日本には、この社会には
共感する個の集団だから、集ってくる人々。
がたっぷりいるんです。
すごく魅力的な人々。
個人事業主には、1日24時間しかない。
だまっていても動いてくれる部下も、他の部署もいない。
あれもこれも自分でやるしかない。
暮らしも仕事もある。
限られた貴重な時間を何に使うのか。
そう。ボクらは、自分が心底共感できるものに、大切な時間を使いたいのだ。
共感があるからこそ、集う。
共感があるからこそ、つながるのだ。
もちろん、そこにはともにやれる仕組みだったり、お約束だったり
その場のありようがある。
しかし起点はいつだって「共感」。
鎌倉まちごとオーケストラのHP
共感する仲間への、僕たちを紹介する、この指とまれの♪サイト
キミは、共感できる😊?