はじめての作品展を、コトバにしてみる。
ちょっと遅くなったけど、2021年12月の作品展を振り返ってみます。
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9日間の、はじめての北欧ストール展miniがおわりました。
終わったぜ〜!ついに解放だ〜っ!と思ってたら
やべえ発送しなきゃ。
だけど考えてみると箱がない・・・。
箱取り寄せたらサイズが合わん・・・。う・・・もう一度取り寄せ・・・。
「あの〜マフラー届かないんですけど」
お客様から督促のお怒りTEL。
「・・・す、すいません。箱が、箱がなくて・・・😭」
ぜんぶ初心者🔰
スウェーデン織作家の、ひしやまなおこです。
紙包みにしました。
1 作品展は
『GIFTに満ちた日々。感謝しかない日々。』
ひとことで言うと、そんな日々でした。
たくさんのローカルの仲間、東京からの先輩・友人、観光の方にもお越しいただき
4人の先輩作家のみなさん、コーヒー・ビール・ワイン・おばんざいの仲間たちの笑顔に助けられ、家族にも支えられ。
ありがたいことに、盛況のうちに作品展を終えることができました。
約50−60匹のひつじのストールやマフラーをご用意していたのですが
おかげさまで、ぜんぶで38匹のひつじを
ふさわしいお客さまの元に届けることができることとなりました。
(そんなに織れない😭!!!ので、新規オーダーは打ち止めとしています笑笑)
【ひつじのストールお届け:計38匹】
お客さまに届けたひつじのストール:18匹
オーダーをいただいたもの:11匹
後日お見立て会をして、オーダーをたまわるご予約をいただいたもの:9匹
ふらりと立ち寄られた女性。
「よかったら、うちのギャラリーで作品展をされませんか?」
鎌倉の小さな素敵なギャラリー・オーナーさんからお声がけいただき。
じつは2月頃🌸にあらためて作品展をする話もスタートしています。
おおお。転がる石。
なんと、作品展を終えると、つぎの作品展のお話が。
おおお。作家っぽい。ありがたい〜。
(*なお、双方のスケジュールがあわず、2月は見送りとなりました😊)
2 良さを、あえてコトバ化してみる。
【38匹の販売と次回オファー】
この「数字とファクトで結果を語る。」というグローバルや組織で当たり前の行為がじつは個人的には、もはや違和感でしかなかったりします。
わたしがこの作品展で得たものは、
数字じゃない。ファクトでもない。
規模でもサイズでもスピードでも決してない。
とんでもない、豊かさと人生の歓び。
5年前。退職した直後に事業プランとかを練っていた頃。なにかと成果やメルクマールを数字やお金やスピードで語ろうとする私に、人生をローカルで生きてきたパートナーの石井が毎度言っていた。
「う〜ん・・・ローカルはお金じゃないんだよねえ。
もちろんお金は大切なんだけども。
このプロジェクトを経たときに得られるものの豊かさとか、歓びとか
この上ない人生の豊かさは、お金に換算できるものじゃないんだよ。」
何言っとんじゃ・・・。お金はお金でしょう。と当時は思ってましたけどね。
今なら、よ〜く分かります。
作品展から与えてもらった
とんでもない、豊かさと人生の歓び。
陳腐になるので、あまり趣味じゃないけど
あえてコトバにしてみた。
読まなくていいので🤣🤣🤣
以下、スクロールしてね!
【作品展でよかったこと:GIFT】
友達が軽トラで運んでくれた。自然栽培のレモンをあげた。愛だ。/展示を友達のアーティストのタケティが助けてくれた。石井さんご夫妻も助けてくれた。涙出る。/作品を先輩アーティスト方が綺麗に並べてくれた。センス半端ない。/朝出勤したら、毎日綺麗な並べ方をパートナーが変えてくれていた。優しい〜。センスいい〜。たまらん〜。/最後の2日間は自分でがんばった。親心。愛だ。じぶんもチョット成長した。/4人の先輩作家の皆さんに色々教えを受けた。アーティストとしてプライスレスの価値。貴重すぎる〜。/みんなのおかげで綺麗な会場写真が撮れた。やべえ、インスタ映えちゃう?/インスタやFBにみんながあげてくれた。感謝☆/インスタを強制的に始めることになった。ついに始められた!たまに強制って大事。/インスタやFBにいいねやフォローをみんながしてくれた。ありがたい〜。/人にひつじが似合うが、素晴らしく美しいことを知った。神。これは私のLIFEのミッションだ。/お客さまへのひつじ説明にドキドキした。しかし、ちょっとずつ上手くなった。ワタシ成長した。/ストールを褒めてもらった。うれしい。/ストールの畳み方が少しずつ上手になった。てへ。/ストールの巻き方がちょっとずつ上手になった。てへ。/自分のお洋服ワードローブをこれからはストール軸にすると決めた。ええ感じや〜。天才や〜。/ローカルの友だちがいっぱいきてくれた。感涙。/ローカルのともだちが買ってくれた。感涙。/通りすがりのお客さんが見てくれた。ありがたい。/東京の先輩とともだちがきてくれた。感涙。/ひさしぶりに先輩に出会えた。うれしい〜♪/先輩へのごはんをMIHOがものすご〜く美しく整えて盛り付けてくれた。きれい。美しすぎる。物言わぬ愛。愛しかない。/ひさしぶりに友達に会えた。LOVE!/先輩作家のおともだちやお客さんが見てくれて、買ってくれた。愛。涙。/苦しい時代を知ってて、今回の作品展に伴奏してくれた友達が来てくれた。涙しかない。ぶわっ。泣けてくる。リアル涙。/みんながひつじの良さを知ってくれた。これは私のLIFEのミッションだ。/手織りの良さを知ってくれた。そうなんだよ手織りはいいんだよ。知ってくれてありがとう〜。/巻きたい。とにかく巻きたい。そして感じてほしい。このひつじの良さを。この手織りの良さを。/作品へのいいね!をたくさんいただいた。感涙。/オーダーしてくれた。感涙。あたらしい世界を開いてくれた!/オーダーした。幸せ〜。/小学6年生の女の子がはじめてのオーダーだった。こどもに本物を知ってもらう未来への投資。ここからオーダーを始められることをなによりも誇りに思う。/知らないストールの使い方をいっぱい教えてもらった。天才。/あたらしいストールとマフラーの着想をたくさんもらった。ワクワク。/どういうストールが人気か知った。なるほどみんなこういうのが好きなのね。勉強なる。/どういうものがお困り事かを知った。なるほどみんなこういうところで困るのね。勉強なる。/良さが伝わりにくいストールの良さをどう伝えるかを工夫した。わたし頑張った。ストールの使い方が少し上達した。ちょっとうれしい。/ブローチが生きることを知った。すげえカッコイイ。/女子が喜んだ。最高。/女子がびじん度が上がった。めっちゃ最高。/男子が喜んだ。最高。/男子のその人らしさが上がった。めっちゃ最高。/男子がしめつけられない軽やかさを喜んだ。ほお〜。1つ賢くなった。/女子は自分の高いもののお買い物のかたわらで、男子に小さいものをプレゼントしてじぶんの免罪符にすると知った。わかるわ〜。/自分の作品の良いところを人に教えてもらった。気づかなかったよ!/自分の作品に追加するといいことを人に教えてもらった。進化するひしやま。/美味しいコーヒーを飲んだ。うまいわ〜。/美味しいビールを飲んだ。幸せだわ〜。/美味しいワインも飲んだ。生きる歓びだわ〜。/美味しいまかないがあった。神。/美味しいドーナツとチーズケーキとおやつがあった。幸せすぎる・・・。/男子が好むアイテムとか、未知の世界を知ることができた。新しい世界を開いてくれた。/大切なものを思い出したと言ってもらった。ほっこり。/なつかしい感じがすると言われた。ほっこり。/みんなで巻いて遊んだ。笑った〜!楽しかった〜!/みんなくたびれてたので整体してあげた。癒す歓び。/先輩作家さんたちが買ってくれた。愛の交換。/ローカルのおねえさまたちが買ってくれた。愛だ。/1度帰った人が、どうしても欲しいと帰ってきてくれた。最高。/一目惚れして、お金がなくても欲しい!と言ってもらった。感謝。/整体払いをはじめた。GIFTのおすそ分け/コーヒー払いを始めた。楽しい。/福福しくご祝儀をあげた。めでたい。/お金とわたしをいっぱい学んだ。めっちゃ勉強になった。わたし成長した。まだ成長が必要。/実家からお祝いの花が来た。ありがと。/お母さんお父さんが来てくれた。ありがと。/妹が来てくれた。ありがと。/自然なワインをお土産でいただいた。飲むの楽しみ!/お菓子をお土産でいただいた。みんなで分けよう!/紅茶をお土産でめっちゃいただいた。ルピシアさんとマリアージュフレールさんはこうやって儲かるのね。学んだわ〜。/2022は岩国にいこう。ヤベー楽しい。/鎌倉一座もいいね。最高。/京都糸巡りも一人でいこう。決めた!/スウェーデンの織り留学も行かないとな。行くぜ。/祖餐の食卓最高/ふくや最高/生オペラ最高/灯すアカリ生活の始まり。豊かすぎ/スワッグのあるX'mas。いい香り。/月暦。生きるが1段レベルアップ/オーダージュエリー。作家として1段レベルアップ/14時開始は体が助かった。幸せ。/毎日みんな来店予約してくれて、毎日出勤になった。ありがたい。/みんなの優しい気持ちをいっぱい浴びた。幸せシャワー/終わりに祝祭をした。おつかれさま!最高だったよ!/家族の手助けと愛。いつでもLOVE./38人と38匹のひつじストールが最高の出会いをし、最高に輝いた38個の歓びストーリー。これに勝る幸せはない。が書き始めたら終わらないので、とりあえず寝かせる。・・・まだまだある。
ね?
作品展一つで、わたしと誰かの人生に良いことが、これだけもたらされた。
これを
「作品展の売り上げは◯万円でした。投資額は◯万円。収支は◯万円。
リターン◯%。◯個売れて、成功でしたね!」
の一言で片付けたいかというと、決してそうは思わない。
だから言葉少なくなる。
大切な想いは、言語化すればするほど陳腐になるから。
言語化した以外にも大切なことや歓びはたくさんあって
言語化することで、ときにそれらが捨象されてしまうから。
だからローカルの人間は、しばしばあまり多くを語らない。
語らない、見せないけれど。
ここにはこの上なく豊かな世界が、広がっているのだ。
3 自分の得た、本質的な思い
ああ、自分はひつじ飼いなんだな。
よきひつじ(のストール)を育て
ふさわしい人に出会い、お嫁婿入りさせる。
よき手仕事・ひつじと暮らす日々を楽しんでもらう。
その人が生きる世界をやさしく豊かにする、そんなお手伝い。
これがわたしの歓びであり
「手でつくる魂」を持って生まれてきたわたしの
社会でのお役目なのだなと知りました。
ここがはじまりの物語。
ひつじ飼い ひしやまなおこ
4 お金ではない。どう人生を豊かに生きるかなのだ。
わたしたち鎌倉まちごとオーケストラ/素玄が、社会に提唱していること。
「個としてローカルに生きる。
好きとトクイを生かして、仲間としごとする。
こどもたちの未来のために、ワクワク街をよくする住民協働。
そんな2つ目のしごと、2つ目の人生を
パズルの1ピースようにあなたの人生にプラスする。」
それは、ひとつの例としての。
今回の作品展のような
歓びに満ち溢れたパズルの1ピースを
あなたの人生に1つ追加してはどうですか?という投げかけなんだな。と
あらためて感じた出来事でした。
お金じゃない。時間じゃない。
「あなたがどう豊かに生きるか。」ということなのだ。
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