秘密にしておきたいアフタヌーンティー
4月、6月と月跨ぎで見る事のできた『桜姫東文章』
見られて良かった、至福の時でした。そして鶴屋南北のグロテスクにてして陰惨なのに華麗で華やかな幕切れは何とも後味のいい舞台でもありました。
そんな楽しい歌舞伎見物、残念ながら客席での飲食は禁止。
でも何か楽しみたい!と検索して見つけたアフタヌーン・ティー。
今はあまり混んでいないので教えたくない、と心の狭いことを思ってしまう位ですが、誰でも知っている劇場3階の「花篭」。
今年1月から始められたアフタヌーン・ティーが月替わりで楽しいのです。月毎にお芝居に関係のあるお菓子があったり、するのも観劇を更に楽しくしてくれます。
お値段もとても良心的ですし、予約だけなので混むこともなく安心、そして衣裳展示も楽しめるといい事づくめ。
お芝居は食と切り離せないもの。
会場でいただけないのでこうして近くで余韻を楽しむのが私は好きです。
第一部『勧進帳』にちなんだ「最中 勧進帳」
『桜姫東文章』からは舞台となる浅草みやげ6品が並び、「小桜かりんとう」二種詰合せを買って帰りました。
ミニりんごどら焼きは、地下2階の木挽町広場に出店中の老舗和菓子店喜田家さんと歌舞伎座アフタヌーンティーの初めてのコラボ御菓子だそう。リンゴの甘酸っぱい餡がちょっと洋風でもあって美味しかったです。
(写真左下です)
流行りのマリトッツォも登場。個人的には梅雨にちなんだ「かえる饅頭」がつぼ。これは名古屋、青柳本舗のもの。8月末までの限定品の抹茶餡でした。
セイボリーは枝豆の美味しいビシソワーズスープ、鰻のお寿司や笹寿司なども。ボリュームも程よくてお芝居見物にピッタリだと思います。
4月はかご盛りで、第二部『絵本太功記』より、秀吉(真柴 久吉)ゆかりの縁起餅太閤出世餅が入っていました。(中央左側です)
安納芋ひよこぱんもとてもかわいくて食べるのがかわいそうなくらいでした。
少し見づらいですが、隈取の焼き印が入ったオムライスや桜エビの入ったソースで楽しむかにクレームコロッケも。
提供も4月はかご盛り、6月はおかもち入りと変わり、そんな変化も楽しく観劇の愉しみに花を添えてくれそうです。
個人的にはとってもおススメ。
混まないままだといいなぁ、と思いつつご紹介です。
片岡孝太郎さんもブログでご紹介されていました。