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永遠と刹那のカフェ・オ・レ

 2000年のヒット曲を調べてみた。1位はサザンのTSUNAMI、2位は福山の桜坂、3位はあゆのSEASONSだったよ。確かに切ないラブソング、街角でよく流れていたね。

 個人的には倉木麻衣のSecret of my heatやポルノグラフィティのサウダージ、Whiteberryの夏祭り(1990年のジッタリンリンのリメイクだけどね)などをよく聴いた。やっぱりラブソング全開の曲だ。あの頃好きだった歌は。



 キリンジという歌手を知ったのは、のん(能年玲奈)が出演したコマーシャルでだった。エイリアンズという曲だ。これも恋愛中の歌だけど、なんだか世間と自分との乖離を感じた、やるせなさを歌っている気がする。

 これは秦基博バージョン。



 そこから遡るキリンジの曲。YouTube様様だよね。出てくる出てくる、癖になるメロディと深い歌詞。すいも甘いも体験してきたアラフィフの心に刺さった曲が、アルカディア。2000年にリリースされた曲だ。




背で見るあの明日が
悲しみを彩ってみせたら

永遠と刹那のカフェ・オ・レ
冬の空を満たす

迫り来るあの明日が
消えてゆく昨日より魅せたら


 ミュージックビデオも印象的。信じる明日の為に全てを壊す事しか出来なかった。水面の底で哀しみを抱きながら、それでも歩いていくしかないんだって、そうビデオの女性が言っているように感じたんだ。過激だね、あの時代にアルカイダに似せたアルカディアなんてほんと驚きだけど。


 永遠と刹那のカフェ・オ・レ っていう歌詞にも心鷲掴みされたよ。うん、素敵。そんな言葉出てこないもの。

 今も昔も音楽に心寄せていって脳内麻薬に浸るのが好き。過去や現在の傷に音楽を擦り込んで優しく保護してもらう。まるでお酒を飲んだ時のように精神が解放されるのを感じるんだ。


 スピッツのこの曲も大好き。

 さらさら




眠りにつくまで そばにいて欲しいだけさ
結び目はほどけそうでも 
まだ続くと信じてる 朝が来るって信じてる
悲しみは忘れないまま


 音楽ってほんと素敵。当時の感情、風景、匂いさえも再生できちゃう。その人にしかない記憶のきらめき。



あっ、もちろん今の流行の歌も好きなんだよ。米津玄師のLemonとかね。あれ?これも、もう昔の歌かしらね?







 

 

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